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田舎暮らし、はじめてみました  作者: 秋野さくら
21/127

浅野咲の衝撃~後編~

(21)

ちょっと待って。

一回、待って。…聞き間違いか?そうであって下さい。


「悟さん♡」

「花ちゃん♡」


あー…はい、確定です。

え、待って。どういうこと?


「悟さん、今日こそケリつけてきてよね。」

「わかっているよ。…本当に申し訳ない。不甲斐ない男だね。嫌いになっちゃったかな?」

「…ううん。そういう所もチャームポイントだと思ってる。」

「花ちゃん!」


うへぇー…胸焼けする。

…うん?つまりこういうこと?

実は、花と飯田が出来ていると…。

嘘でしょう。


「今日の何時に話し合いなの?」

「ああ、13時だよ。安心してね花ちゃん。今日こそは計画通り進められるように頑張るから!」

「うん、期待しているね!…咲が持っている紙の件は、ごめんなさい。あなたに言ってなかったよね。」

「うん、正直とても驚いたよ。でも大丈夫!花ちゃんは何も心配することないからね!僕に全て任せておいてよ。」


あー…そういうことですか。

なるほどね、2人はグルですか。

どうしてあんな不鮮明な写真から私に辿り着いたのかと思っていたけど、花が暗躍していたのなら話は早いか。大方、部長に吹き込みでもしたのだろう。部長の覚えめでたい花様だもんなぁー。そうかそうか。


「今日は二人で祝杯をあげましょう!」

「いいね!あ、でもいいのかい?今日はご主人が出張から帰ってくる日じゃなかった?」

「大丈夫よ。今朝、仕事の都合で伸びたと電話があったから。」

「そうか、なら大丈夫だね。」

「報告を楽しみにしているわ。…もし必要なら前回みたいに顔を出すけど?」

「いや、今回は短期決戦でいこうと思っているのだよ。まぁ、楽しみにしていてくれ。君の邪魔な浅野咲を追い出してみせるからね。」

「頼れるのは悟さんだけだわ。」

「ありがとう。…あれ、久しぶりにいいかい?」

「もう、欲張りさんね。いいわ。

さぁーとぉーるぅ♡フレフレさぁーとぉーるぅ!いいぞいいぞ、さぁーとぉー…」


咲はそっとため息をついた。

短期決戦?望むところだ、返り討ちにしてやんよ!


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