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小人転生いいえフェアリーです(仮)  作者: 善悪
一章プロローグ
6/22

湖・女神・世界

おまたせしました皆様お待ちかねの可愛いお姉さまです

「いっー、くそが、いてー」



「あら、誰なのあなた、なんで龍神山りゅうじんざんの方から入ってきてるのかしら、あそこは無意識に龍神を恐れて生き物はいないはずなんだけど」



男は声を聞き、目を開いたが眼の前にあるのは肌色の柱が2本だ、声を探してキョロキョロする男に声が聞こえた


「こっちよ、こっち」





男が見上げた時、女神がいた、腰まで届く水色のロングヘアー深い海のような瞳、豊穣なる山脈


「あらあら、そんなに言われちゃうと恥ずかしいわ」







「もしかして声に出てた」


「そんなに情熱的なことを言われたのは坊やが初めてよ」



男は羞恥心で顔が赤くなっていく。



(何してんだろ、異世界で初めてあった、美人に口説き文句みたいなこと言って)


(さっきは悪かった、異世界最高だ〜)



「うふふ、それで坊や生まれたてでしょ、どうして龍神山の方の結界から入ってきたの」



男は眠ったはずなのに目が覚めたとき、洞窟で卵から生まれドラゴンを見て、などと今までの出来事を女神に話した。


「あら、あなた転生体なのね」


男は転生体やこの世界のことを聞いた


「いいわ、この世界のことできるだけ教えてあげる、でもその前にこっちにいらっしゃい」


男は女神が差し出してきた手に乗ると切り株で作ったテーブルに連れて行かれテーブルの上に載せられた。


「アルプの実をお願い」


女神がそう言いニコニコとこちらを見ていると、2〜3分でリンゴみたいな果実が飛んできた、いや本当に空を飛んで来た


「ふふ、風の精霊にお願いしたのよ、お腹すいてるでしょ」



男は自分の大きさ程もある、リンゴぽいものにかじりついた。


「よっぽどお腹すいてたのね、ふふふ」


男はどこに入ってるのか分からないがリンゴもどきを1つ食べ、急激な睡魔に襲われた。



「いい子ね、まずは体を休めるためにお眠りなさい」


微笑みながら女神はそう言った、微睡まどろみに落ちてゆく



「ふぁ、目が覚めたら目の前に女神がいる夢かこれ」




男は目覚めてすぐに土下座して、非礼を侘びた女神は笑いながら許してくれた、あなたが神か。


「フフ、じゃあまずこの世界のことを教えようかしら」


女神から聞いた話は長かったのでまとめると、まず世界は無だった、そこに意思が生まれたそうだ、それがこの世界アルムで信仰される創造神アカテナ、彼女はまず太陽や星々、それに大地と海を作りその海と大地に生命を作ったそうだ、その時を楽園の時代と言い争いもなく生命はその名の通り楽園を謳歌した






次にアカテナは自分に似せた人形ひとがたを作った後の8大神である、8大神はアカテナの真似をして自分たちも様々なものを生み出した、これにより植物が生まれ動物が生まれ精霊が生まれ人が生まれた、この時を生誕の時代と言うそうだ




次に何を生み出そうか考えていたアカテナは、体に違和感を感じ調べた、アカテナは生み出した生命が生きるためのエネルギーを、ずっと出し続けていた為に生命力が切れそうなっていたのだ、自分が死すことを知ったアカテナは作り出した世界に帰ることを決めた、後のことを生み出した子(8大神)らに任せその身をエネルギーに変えたアカテナは世界を巡るようになったと言われている、ここまでが最古の神話




ここからが神話時代と言われる物語、アカテナが世界に帰りしばらくは平和だった、しかしアカテナが出していたエネルギーが少なくなると、生命は少なくなったエネルギーを他の生命を捕食することでエネルギーに変え、生きるように変化した、これに慌てたのは8大神である、アルテナより任された世界が変わってしまったのだ、最初は協力しなんとかしようとしたがうまく行かなかった、神たちはこの時に自分たちが全能でないことを初めて知った、この時代を崩壊の時代と言う




そして神たちの意見が割れた、1柱の神が世界を楽園のまま維持できないのなら、生命を殺しそのエネルギーを使い、アルテナを取り戻そうとしたのだ、そして生まれたのが魔物であり魔王だ、この為魔物は生きとし生けるものを殺そうとするそうだ、この時代を裏切りの時代だそう



残りの7柱は困った、そして意見が割れた裏切りの神に付いた神が1柱裏切りの神を殺すことにした4柱どちらにも味方しない中立が2柱



まず名前も残っていない裏切りの神と今も魔族に信仰される闇の神



中立の神が家族を殺すことを嫌がった時空の神と争いを嫌った水の神



母の意思(世界)を守るため2柱を殺すことにした光、火、風、土の神々



この時代を争いの時代と言う、この時代に人以外の種族が生まれたそうだエルフ、ドワーフ、獣人、天翼人、魔族などが争いのために生生み出された




数多の犠牲が出たが、神々の争いは終わらなかった、そのとき時空の神が光の神たちに協力した、裏切りの神を殺さないのなら裏切りの神を異界に封印しようと提案した、光の神たちはその話を受け入れ裏切りの神たちに大攻勢を仕掛けた、その際生まれたのが神々の加護を受けしもの勇者である、そしておびただしい犠牲を出したが光の神たちが争いに勝利した、この時代が争いの終わりである



勝利した神々であるが、闇の神は取り逃がし、争いにより傷ついた体を休めるため、神界を作り出し時代から姿を消した、今では教会による神託などでしか関わることがなくなった。


次に来たのは神々が消えた世界、すなわち人の時代である。つまり今ここ


「なげー神話なげー」




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