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お金と私とどっちが大事なの?

作者: 七瀬






私の彼は、【お金好き】だ!

お金があれば、大体のモノは買えと彼は私に言うわ。

人の心も、お金で買える時代なのかな?

それでも、私は彼から愛されたい!




彼は、汚い仕事をしてでもお金を稼ぐ男性ひとなの。

借金まみれになった女性ひとをある場所で働かせたり。

お金を返さな人は? 強引な取り立ててでお金を回収する。

そのお金で、美味しい食べ物を食べて高級車を乗り回し。

着ている服もどこかの有名なブランドの服を纏っている。

手に持つカバンの中には、札束がごっそりと入っているわ。

彼はカードを使わない!

現金主義なのよ。





・・・ある時、私と彼が高級レストランで食事をしていたら?

ボロボロの服を着た一人の女性が、彼の前で立ち止まったの。



『アンタは鬼だ! 何処までも追いかけてくる鬼! 私の借金は

全てアンタに返済しただろう! それなのに、どうして今も

私は、あの店で働かされてんだよ!』

『おい? ココで言う事じゃないだろう、後にしてくれ!』

『・・・後だって? 後回しなんかできないだろう! いい加減

私を解放しなよ! もうあの店で働きたくないんだよ!』

『ダメだ! まだ利子が残っている その金を返すためにもあの店で

働いてもらうぞ!』

『・・・ハァ!? 利子だって? 利子は先に返しただろうが! 

まだ利子を取るというの?』

『・・・あぁ! そうだ! おい、この女をつまみ出せ!』

『あぁ、はい!』

『やめろ! やめろって! 手を離せ! あの男は鬼だ! 鬼が

ココにいるぞ! アンタも気を付けなお姉さん!』

『・・・・・・』

『気にする事はない! この女は、精神がおかしいんだよ。』

『・・・鬼がココにいるぞ! みんなこの男に気を付けろ!』

『おい! 黙れ! 行くぞ! 来い!』





・・・その女性は、お店の警備員2人に連れていかれたわ。

私は、少し彼の事が怖くなったの。

そんな私を彼が見て! 私にこう言ったわ。



『ごめんよ怖い思いをさせたね! もう大丈夫だ! それとも

俺の事が怖いかい?』

『・・・ううん、そんなことないよ。』

『・・・でも? 少し、震えているようだから。』

『・・・少し、寒くなっただけよ。』

『そう、それならいいんだけどね!』

『・・・ううん。』





・・・彼は、私の心を見透かしているようだった。

私は、それでもやっぱり彼が好きだと気づく。




『じゃあ~家まで送ろう!』

『・・・ううん!』



彼は、自分の高級車に私を助手席乗せて。

私の家の方に向かって車を走らせる。

私は、彼にどうしても聞きたい事があったわ。

それは? 【私とお金とどっちが大事なのか?】

でも、怖くて聞けなかった。

もし? 彼がお金だと答えたら? 私もあの女性のようにそのお店で

働かされるかもしれない!

彼の心は、とてもクールで。 私でさえ何をされるか分からない。

私は、そんな彼が怖い反面、彼を愛している気持ちが勝る。

今の関係を、いつまで続けるのか、、、?

彼の【お金に対する執着】は何処までも続く限り、私と彼は?

結ばれないのかもしれない。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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