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誰かに響く

忘れないで。

作者: 宮原叶映

金曜以外の投稿は、エッセイです。

 今日も、僕は生きる。


 毎日、家の外に出てんだろうとか


 何で同じ道を進んでいるんだろうとか

 

 そんなこんなのことを想うんだ。



 忙しい日々を過ごして、

 たくさんの人と会話して、

 帰ってもやることの山積みで。


 正直、この世界から出たいと想った。

 でも、そんな勇気なくて。


 こんなクズな自分でもね。

 家族や友人、お世話になった人がいるんだって

 想うと踏み出せなくて。


 そんなことを、周りに言うと。

 それはしたらいけないことって。


 分かってる。そう言わないで。

 そういう人達が、鎖や枷になって、

 この世に縛り付けてくれる。



 ふっと、想ったんだ。

 それって、僕の存在を認めてくれて。


 もし、僕が何かでこの世から去っても、


 悲しんでくれる人がいるんだ。


 最近ね。

 僕も大切な存在が、この世から去ったんだ。

 いっぱい泣いた。


 それでも、世界は回る。

 閉じ籠りたいって想った。

 

 なぜか、本能に似た何かがダメだって言うんだ。

 外に出ろって。

 

 まだ、涙は出るけど。

 大げさって言われるかもだけど。

 それでも、世界が回るから、

 生きないといけないと想ったんだ。

 


 生きるってことは、


 嬉しい


 楽しい


 面白い


 怒り


 辛い


 悲しい

 


 っていうたくさんの感情?みたいのがあるんだ。


 僕はね。

 もうひとつの生きるって、

 意味があるんだと想うんだ。


 

 たとえ、自分がこの世から消えても。

 自分が生きたという存在を、

 誰かに忘れないでもらうこと。


 人間は、忘れる生き物。

 でも、小さな欠片でもいいから。

 自分を忘れないでほしいんだ。


 

 そして、自らこの世を去るのはいけないこと。

 そう想うのと。分かると想ってしまう。

 

 なぜ、そう想うのかって?

 僕は、頭の中で何度も自分を消して生きてるから。


 そうしてしまうときは、

 必ず自分の存在を否定されたとき。


 僕の言葉や想いなんかを、

 ねじ曲げ無かったことにする。

 そんなたくさんの人間に、出会ってしまったから。



 だけどね。

 そんな人間に出会っても。

 周りが、存在を認めてくれるから。

 今まで生きたから、今の僕という自分がいるんだ。

 


 だから、今日も生きる。

 

 だから、忘れないで。


 自分という小さな存在を認めてくれる人がいることを。

読んでいただきありがとうございます。

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