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75.病院



いつの間にか夕方になっていた…


俺は夕暮れの中を…走った…走り続けた…親父に…冥乃の様子を聞く為に電話すると…


あいつは…舞華の見舞いに行ったと言っていた…


クソッ…間に合え…間に合えよ…


冥乃が舞華のとどめを刺しに行ったと考えた俺は、焦っていた。


「朽木の姉が入院している病院が…まさか…あの因縁の病院なんて…


おい…少し…速い…月影…スピード…落として…くれ…」


うるさいな…舞華が入院しているところが…あの行った時…尾田が俺に着いていくと言った


「うるさい、もっと速度を上げるぞ…それに…舞華は、妹の方だ」

俺はそう言うと、さらに速度を上げた…


「待て!!くそ…俺って…指名手配されて…いる…かも…しれないのに…これは…危ないんじゃないのかな〜」


そう言えば、こいつは容疑者だったな…


俺はすぐに足を止めて…右拳を軽く握ると…後ろから追ってきている尾田の顔めがけて…


拳を振った!!



ズガン!!



速度×力×握力=破壊力 ある喧嘩屋の考えだ!


まあ…速度と力が優れているが握力不足で、緩和されるはずだ…


そう思ったが…尾田は縦に半回転して…地面に顔を擦るように回転して、地面に倒れた…


(なにをしているのじゃ!!)


懐の石が、俺の行いに動揺したが…


(なに…顔を破損させれば…ばれないだろ?)


そういうと…


(そうじゃな…それもそうじゃ…じゃが、それだけでもないのじゃ!)


石の言葉に俺は…尋ねた


「いてぇ…なにするんだ…マジ痛い…」


(この怪我じゃ、救急車の出番じゃ)


俺は石のこの発言に笑みを浮かべ…携帯をいじると


「もしもし…怪我人がいるんです…顔面から血を…ああ、すぐに来てくれるんですね…


場所は…●●の●●▼です」

俺は丁寧にそう言うと、救急車をすぐに手配してくれた

「すまねぇな…これですぐに行けるぞ!」


10分後…救急車が到着し…俺と尾田は、それに乗り込んだ…


まあ、尾田は搬送されたが正しい


それから尾田は、簡単な手当てを受けるために診察室へ入っていき…


俺は舞華のいる病室へ急いだ…


「なんじゃ、雅春…血相を変えて…大きいほうの娘はまだ意識は目覚めておらんが…容体は安定しておる…あふぅ〜」


俺が途中で見たのは…首に点滴を突き刺さって…悦と真面目顔を切り替えているおっさんがいた…


「この患者さんは、新薬の精神安定剤を打たないとすぐに暴れだすんですよ」


御丁寧に教えてくれた看護師に俺はお礼を言うと…舞華の状況を再び訪ねた。


「ああ、舞華さんの病室は面会謝絶だけど…」

面会謝絶…ああ…念のために保護している段階だろうか…


「さすがに、御見舞いとかも入れられないからね…それにしても…さっき来た女の子にも悪い事をしたな…」


「女の子?誰か来たんですか?もしかして…」

俺は簡単に冥乃の容姿を説明した


「え〜と…」

看護師が答えようとした時…

「ちょっと、新草あらくささん、なにサボっているんですか?」

どうやら、仕事中にお喋りしてたから先輩と思われるおばさんが、話しかけてきた。


「婦長!?ごめんなさい、仕事があるから、あとはあの人に聞いてね」

そう言って…新草さんは去って行った…


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