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冒険者ギルド

本日二話目!

今俺はナツヒメと冒険者ギルドと思わしき建物の前にいる。

あの看板を見てからは嫌な予感しかしない。

だが、入らなければ...

ドキドキしながらそっとドアを開ける。ギギィ...とドアは少し錆びついていて、少し不気味な音までする。

「こ、こんにちはー」

「あら、やだ〜ん!おきゃくさ」

バタン!と思いっきり閉めてしまった。ドアの向こうでグエッと言う声が聞こえたが気にしないでおこう。

だってそこにいたの筋肉モリモリOKAMAだったんですもの!!

あの看板の意味がわかった気がする...。

アレ冒険者募集じゃなくて男随時募集してんじゃねぇの!?絶対そうだ。

「おい、ナツヒメ。俺は...どうすればいい?」

「わ、私に聞かれてもですね...」

どうやらナツヒメも動揺が隠せないみたいだ。

「仕方ない...約束は約束だ。俺、行ってくる」

涙を流しナツヒメに親指を立てる。

「生きて帰れたらまたいいですね、コウジさん」

ほんとに男として無事生きて帰れたらいいな...。

ナツヒメを腰に差し、中に入る。服装は奇抜だが許してくれそうな気がする。

もう一度ドアを開ける。

「あら、やだ〜ん!お客様ね!」

「あの、ここ冒険者ギルドですか?」

「ひっさしぶりに若い子来ちゃったわぁ!」

「あの」

「ね、どうする?上?下?」

「人の話を聞けぇぇぇ!!」

思わずスネに蹴りを入れる。なんだよ!思ったとおりじゃねぇか!

しかもなんだよ!上?下?って!危ないでしょ!

「いったぁーい!!あいたたたたたたた!!」

「すみません、やり過ぎました。それでここは冒険者ギルドですか?」

「そ、そうよ!ここは冒険者ギルドよ!あなた冒険者になるの?そんな弱っちくて細いのに」

「まぁ、そうです」

「すぐ死なないでね!あなたのような人滅多に来ないんだから!」

心配してくれるのはありがたいんだけど...なにか別の意味入ってないか?

「はい、このカードを持ってることでギルドに入った証だから、ちなみにそれを見せれば、たまに関所あるけど無料で通れるから」

「あ、わかりました」

関所あるのか...。異世界なのか武将系なのかはっきりしないな。

カードを見るとFFと書いてある...

まさかフ○イナルフ○ンタジーの略じゃねぇよな...

「あと、お金は石貨、銅貨、銀貨、金貨があるからそれぞれ100枚で次の貨幣と交換できるわ」

「了解です」

ちなみに俺が持っている所持金は...

身分証を確認すると家から適当に持ってきた金貨十枚があった。

意外とすごい金額持ってたんだな...


突然後ろからガシッと肩をつかまれる。振り向くとこれまた筋肉モリモリな...今度は装備をつけた鎧の...冒険者らしき人が立っていた。

「あの、何ですか?」

まさかあのテンプレが来るのか!?とうとうテンプレ来ちゃうのか!?

「なんでもない」

「じゃあなんで方をつかんだ!?」

なぜ肩をつかんだんだ!?ちょっとテンプレ感出してきたと思ったらすぐこれだよ!なんなの?ここじゃテンプレってなし!?

「あの、そろそろ肩をつかんでる手を離してもらえませんか?」

「あ、思い出した。お前、新人か?」

「忘れてたの!?」

テンプレ忘れてる奴初めて見たわ!!なに?テンプレって原稿とかあるパターンなの?

「そうですけど?」

「だったら焼きそばパン買ってきな」

弄り方ちげぇぇぇぇぇ!!

普通、お前みたいなやつが冒険者になれるか!とか言う奴だろ?

しかも焼きそばパンってこの世界にもあるのか?どこに売ってあるのだろうか。これ終わったら見てみるか

「俺の金で、お前にもやるよ」

意外と優しかったぁぁぁぁ!!

普通弄られるやつのおごりだよな?なんか違うんですけど!?

ここのテンプレって普通じゃねぇよ!

「あ、大丈夫です」

「おいおいおいおい!!新しい冒険者がはいったんだって!?あぁん?」

情報はやっ!まだ数分しか経ってないし。

「お前かぁ、弱っちぃな」

「余計なお世話だ」

「何だお前の態度?俺様はBランクだぞ?」

「たしかに俺はFFだけど?」

「けっ!フ○イナルフ○ンタジーか!」

いやなんで知ってんの!?

この世界にもあるのそれ!?

何だこの世界...ある意味異世界過ぎる...

「その格の違いを今見せてやるよ!そら!」

Bランクの冒険者は剣を抜き、上段切りをしてきた。

だが、遅い。ナツヒメを腰に差しているだけでさらに剣筋が見える。

ちょっ、こいつ殺す気か!?なら俺もそれに答えなくちゃな!

俺はサラリとその剣をよけ

「ふんっ!」

俺は軽目に腹パンした...またしてもはずだった。

「ゴフォッ!」

その声とともに立ったまま気絶していた。泡吹いちゃってるよ。

「あらやだ!倒しちゃったの!?あぁ〜もっと欲しくなってきたわ」

なにかギルドの受け付け兼ここのギルドのギルマスが何か言っているが気にしない。

「ふぅ、じゃあ俺はそろそろ行きます」

「あら〜まだいてもいいのよ?」

「いや、結構です」


こうして無事ギルド登録を終えた俺は、今晩の宿を探すことにした。

感想などよろしくお願いします!!

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