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go home   作者: フラン
7/36

ー6ー



暫くスライム(仮)が燃えているのをボーッと見ていた大助だったが、ふと、我に返ると大変な事に気がついた。


(この炎……どうやって消そう……)


炎はかなり広範囲まで広がっている。消そうにも、大助には消す術がない。


「ヤバい……よね?」


大助は誰に聞くとはなしに呟いた。その間にも、炎は辺りを燃やし続けている。スライム(仮)は燃え尽きたのか姿が見えない。


「えっと……これってヤバいよね?」


大助は後退りしながら、また呟いた。


ーヤバいねぇ。


「(!!!!!!)」


真後ろから声がして大助は硬直した。

大助はゆっくりと後ろを振り返ったが誰もいない。


ーヤバいねぇ……このままじゃ。


「だっ、誰だっ!!」


大助は声のした方に向けて叫んだ。姿は見えな……が、確かに声はする。

大助は辺りを見回した。草木が燃えて煙が広がっているが、それほど視界は悪くない。しかし、声の主は見つからない。


ーとりあえず、消しとくかねぇ。[……ウォータ・ウォール]


「……は?」


大助は自分の目を疑った。

目の前に水の壁が表れ、燃え広がった草木へ進んでいく。壁が通った場所の炎は消えていた。水の壁

はスライム(仮)がいた辺りまで進み、突然砕けた。


ーバシャァァァァァァン


燃え広がっていた炎は一気に消え、黒焦げた草木と丸い玉、それと濡れて月の光を浴び光るzippoライターが落ちていた。




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