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うろな高校駄弁り部Ⅱ  作者: アッキ@瓶の蓋。
孔雀小明と天ノ岩常闇の章
23/29

9月2日 新学期と嵐の予感

 9月2日、天候晴れ。

 9月、2学期に入ってまだ残暑の激しさが残っている今日この頃。

 僕、天塚柊人はうろな高校にて駄弁り部部長としての生活を送っていた。うろな高校駄弁り部として、日向蓮華や水鏡栗花落などと共に部活動を始めていた。とは言っても、まだ新学期も始まったばかりなので、準備を始めていると言う感じであるが。


「1学期を見て来ましたが、あなたはどこから見ても詐欺師とかそう言った類に近いですね」


 と、孔雀小明(くじゃくあかり)はそう言っていた。彼女は孔雀明王の生まれ変わりであり、僕の監視役としての役目を担っている。まぁ、僕としてはもっと自分としての事を行てほしいのだが。


「私達も自身の隠された欲望を放って貰って嬉しいです」

「あなたはそうでしょうね……」


 と、新しい自分と成れて嬉しいと言った様子のメイド姿の朝比奈風華と、その風華と本来は対立していた波里万里。2人の新入部員も慣れた様子で準備をする。


「あはは……。皆、夏休みも楽しく出来たようで嬉しいよ」

「私も嬉しいですと答えるのが、あなたの望む水鏡栗花落ですか?」


 と、少し嬉しげな顔の日向蓮華と、いつも通りの水鏡栗花落。


 さて、今日から新学期の駄弁り部を開始いたしますかなと僕はいつもの気だるげの様子でそう言うのであった。


 9月。

 それは儚さや郷愁を誘う季節。


 ――――――そして不穏な風が漂う黒い季節。

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