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うろな高校駄弁り部Ⅱ  作者: アッキ@瓶の蓋。
梅雨降る6月から晴れ渡る7月編(仮)
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7月26日 美枝ちゃんの夏休み

 7月26日、天候曇り。

 夏と言う季節に発生する長期休暇。夏休み。多くの学生にとって楽しみに思われるようなこの時期に価値を見出すこの時期に、さして興味を抱いていない人達は確かな人が確かな数、存在する。

 例えば夏休みだろうとも関係無く働き続ける会社員。例えばほとんど休みのような日常を行っている老人なども居る。そして特に夏休みに対していつもの休みのように思っている者の1人として、霧島恵美は居た。5歳児である霧島恵美には、休みと長期休暇は特に区別なんて出来ないのだから。


「わーい! たいようだー!」


 今日も今日とて、まるで無邪気な子供のように日常を楽しんで……


「ことしもおとこを、てだまにとるぞー!」


 ……いや、良からぬ人によって何か言動に若干邪気が見えるけれども。


「よーし! がんばるぞー! おー!」


 そうして歩いていると、いつもの遊び仲間を見つける美枝。


「あっ! ひんに……れんげちゃん! それにゆうれ……つゆりちゃん!」


 と、夏休みとなって暇となっている知り合いである日向蓮華、そして水鏡栗花落の2人を見つけ、うわーと子供らしく元気よく近付く。


「えっ……!? そ、その貧乳って私ですか!?」

「ゆう、れ?」


 ガーンと胸の辺りを擦る蓮華と、ぽかんと頭を傾げる栗花落。


「いっしょに、おとなのあそびで、あーそーぼ!」


 そう言って無邪気に(ただ、少々邪気は見え隠れするが)笑い掛ける美枝ちゃんの言葉に、可愛らしく思う2人は夏休みの宿題をまた後回しにするのであった。

【夏休みの宿題-進行速度】

・日向蓮華……お盆前に終わるくらい。一番最初にドリルやワークを片付けるタイプ。

・水鏡栗花落……夏休み入る前に終了。宿題を貰ってすぐ、やるよう柊人に言われます。(言わないとやらないため)。

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