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助けてくれたのはあなたでした

BLです。

苦手な方はご注意ください。

でも、そんな激しい描写はないとおもいます~。

誹謗、中傷などはごえんりょください!


涙が出てくるくらいに、嬉しい言葉が頭の上から降ってきた。



どうすればいいんだろう?

そして、自分はどうしたいんだろう?

めんどくさいなぁ。


考えるのも、もうめんどくさい。



――そうだ、めんどくさいのは全部捨てちゃえばいいんだ

よし、自殺してしまおう!!


そこまで考えて、授業終了のチャイムが鳴り響いた。

甘野透流あまのとおるは、早くも自分がなぜ生きているのか、なぜ生まれてきたのか疑問に感じた。

そして、考えに考えた結果、その悩みの解決方法が自殺という答えに行きついたのだ。


普通、考え付いた瞬間だめだとわかるのだが透流にはもはや関係のない話だった。


別に、やりのこしたことがあるわけではない。

未練もないし、友達もいない。

自殺するにはうってつけの環境じゃないか。


そんな思考回路が、透琉の中で出来上がってしまっていたのだ。

だれもそんな考えを否定するものは居なかった。

ただの中二病のせいだと考える人がほどんどだろう。このクラスメイトの間では少し頭のイタい人間に見られているのかもしれない。

まぁ、それはそれでどーだっていい。


どうせ、今から自分はこの世界からおさらばするんだから。



気が付くと、屋上に立っていた。


「あー、やっぱ三階はたけぇーな」


ヒュオオオオォォオオ

「いてっ、髪が眼に入ったっ」

(って、人生最後にとった行動がこれかよ)


無様だ。

なんと無様な最後なのだろう。

ま、これでも自分の人生にとってはみあった最期なんだろう。



そんなことを考えていると、まるで風と一緒に運ばれてきたように、あの日あの言葉を思い出した。



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