↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
78/382

No.78:展開急転


『5回の表、邦南高校の攻撃は、5番、ファースト、氷室くん。』



氷室『信じられねえよ…。俺がこんな舞台、愛知の準決勝の舞台に5番でスタメン出場…?』


島谷涼『佑介…』


氷室『去年の今ごろ…こんなこと想像できたか…?野球とも出会ってなくて…去年の夏休み、中3で受験生ってこともあったし…家で勉強して、菓子食って、寝て…勉強して…パソコンして…昔からスポーツ自体は好きだったんだけどどれも長続きしなくて…結局中学のときやってた陸上もあんま行かなくなっちまって。ホントに中途半端な人生だった。唯一の取り柄は勉強。そんな俺が…こんな俺が…ここまで来れた…。どんな場面でも…あの頃の中途半端だったオレの人生に比べたら、何十倍、何百倍と楽しいんだよ。だからこの時間は終わらせられねえ…。負けたくねえ。絶対にこの夢のような時間を終わらせてたまるもんか。勝てば続けられる。野球をやってられる。野球を続けられるためにも…』


『絶対に勝つ!!先制のホームは、俺が踏む!!』



カッキィィーーーッッッン!!!!!!!!




小木曽『なにっ!?』



『捉えた当たりはレフトの頭上!!!!!!!越えたーーっ!!!!!!!』




氷室『しゃあ!!!!!!!!』


『打ったバッター氷室は悠々セカンド到達。これでノーアウトランナー二塁、5回の表邦南高校の攻撃。初回の先頭鬼頭以来のランナーです。』




『6番、セカンド、副島(そえじま)くん。』


氷室『キャプテン!続いてくださいね!!』

副島『ったりめーだっ!!』




『イケイケ副島!!押せ押せ副島!!かっ飛ばせ~!!そ・え・じ・ま!!!!!!!!』


『さあ場内の雰囲気も高まってきました!!』



副島『初球はストライクをとりにきやすい…。狙いは勿論…』


ビュッ!


副島『このチェンジアップ!!!!!!!!!!』


カキーーーっン!

『また捉えたーっ!!!!!!!!思いきって引っ張った打球はファースト坂本成生の頭上越える!!!!!!!フェアだ!!!!!!!二塁ランナー氷室が今ホームイン!!!!!!今大会旋風を起こしている邦南高校、強豪猪子石からこの5回、先制点をもぎ取った!!!!!!!!6番副島のライト線際へのタイムリーツーベース!』



大場『ナイバッチ!!キャプテン!』


渡辺(ヤスが先制点取られるなんてな。少しばかり侮っていたよ。邦南の皆さん。ヤス、見せてやれ。)


小木曽(ギアを上げろってか。今日はちょっと早いけどしょうがねえか。出し惜しみしてる場合じゃねえし。)




小木曽(最小失点でこの回を終える!!)


『小木曽がセットポジションから投げる!!!!!!!!』

小木曽『くらえ!!』




カッキィィーーーッッッン!!!!!!!!!!!!!



小木曽『え…?』










ボサッ…


『入ったぁーっっっ!!!!!』




根本(ねもと)『まじかよ…。』

大平(おおだいら)『ツーラン…ホームランだと…』

新谷(あらたに)『三点ビハインド…?』


渡辺(つえーぞ…邦南高校…)





大場『頼もしい先輩たちだな。』



『7番、松坂は無表情でダイヤモンドを回って今ホームイン!!!!!!5回の表邦南高校、5番氷室、6番副島の連続二塁打で一点を先制した直後、7番松坂の自身今大会2本目となるツーランホームランでさらに二点を追加し3-0!!!!!!』






渡辺『タイム、お願いします。』


『タイム!!』



『さあここで猪子石の内野陣、1回目の守備のタイムをとります。』






桜沢『おいおい。猪子石負けてんじゃん。しかも三点ビハインド。』

勾城(こうじょう)『そのようですね。』


堂金『……。』


桜沢『やっぱ気になるのか…勾城…?』



勾城『ええ。名東黒シャーの同期ですから。嫌でも眼中に入ってきますよ。』



(拓磨…哲都…ここまで来い…。)







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。