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No.50:祝!50回記念!~過去篇~

今回は50回記念ということで過去篇をやらせてもらいます

是非読んでください

ちなみに時は小宮たちが中学三年生のときの全国中学生硬式野球大会決勝です(1年前)





堂金(どうがね)!堂金!”



『7回の裏、名古屋東ブラックシャークの攻撃は、1番、センター、多賀谷(たかや)くん。』


多賀谷『クソったれ…。』


(バン!)


『ストライク!ワン!』


(バン!ブン!)


『ストライク!ツー!』


(バン!)


『ストライク!バッターアウト!』




勾城(こうじょう)『だれか…コイツを打ってくれ…』



『2番、ショート、岩栗(いわくり)くん。』


堂金(はあ。つまんねえな。これで決勝かよ。)


ビュッ!!

ボコッ!!


『デッドボール!』



勾城『よし…』



堂金(最後にちょっとくらい遊んでやるよ。まあウイニングショットを封印してる時点で軽く遊んでるけど。)




『3番、ライト、亀丸(かめまる)くん。』



亀丸(コイツ…人間の投げる球のキレじゃねえ…。)


堂金(コイツが全国大会決勝の3番打者?やっぱ大したことねえ。中学野球なんて。完全に俺のボールに自信喪失してんじゃん。)



(ズバーン!)

『ストライク!ワン!』


《 143km/h 》


小宮『ここにきて140km/hオーバーか…。』

西口『コイツは完全に次元が違う…。』




堂金(しょーがねーから塁に出してやるよ。)



……


(バン!!)

『フォアボール!!』


勾城『よっしゃあ!!ワンナウト一二塁!!』


『4番、サード、勾城(こうじょう)くん。』


小宮『勾城!!打てよ!!』


堂金(歩かせるか。相手がチャンスになってちょっと期待したところを俺の力で粉砕するのも面白いし。)



……


(ボール!!フォアボール!!)


小宮『点差は二点。絶対に打ってやる!』


『5番、ピッチャー、小宮くん。』



堂金(お前らがこの俺を打てるわけないだろ。人生で1度も負け投手になったことないのだからな。)



(バン!!ブン!!)

『ストライク!』


《 144km/h 》


小宮『速すぎる…。でも…打たなきゃ…打たなきゃ。』


(バシーン!)

『ストライク!ツー!』


(バコン!)

『ストライク!バッターアウト!』

《 145km/h 》



多賀谷『まだ…まだだ…。』


『6番、キャッチャー、西口くん。』



堂金(あーあ。二点リードの最終回。ツーアウト満塁。こんなしびれる場面なのにバッターが背番号12かよ。)


ちなみに西口は名古屋東ブラックシャークでは背番号12だ。




(バン!!ブン!!)


『ストライク!ワン!』


(ボコン!)


『ストライク!ツー!』



西口(くそっ…くそっ…。)



西口は堂金の出す、打者を完全に威圧するオーラに圧倒されていた。



堂金(お前らはタイムリーでも希望してるのかもしれんがな…。)




ビュッ!!


西口『クソォーッ!!』


(バン!)


西口は空振りした。


《 146km/h 》



堂金『これがお前らの現実だ。』




『ストライク!バッターアウト!ゲームセット!』





名古屋東ブラックシャークは、全国中学生硬式野球大会決勝で堂金率いる静岡オーシャンズにノーヒットノーランで敗北を喫した。(堂金が最後に手を抜かなければ恐らく完全試合。)



名古屋東ブラックシャークのナインにこの敗北は深く心に刻まれている…。





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