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No.376:climax―dragon vs ogre―

ズッバァァァァーーーッッーーンッ!!!







『ボール!!!!!スリー!!!』




《3球目のストレートも外れてスリーボール!!やはり青龍寺くん、制球が定まりません!!》





棟方(くそ…。球威は辛うじてまだあるが、コントロールが…。)




『『『翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!』』』




大場(ノースリーだが…甘く来たら戴くぜ。)




《第4球…投げる!!!!!》





ビュゴォォゥゥッッッッ!!!!





スパッッパーーーーーーンッ!!!!




棟方(これも高めに浮いた…。際どいが…。)




『ストライク!!!』





《4球目はストライク!!!外角高めのストレートでワンストライク!!》




棟方(ノースリーってこともあって審判も少し甘く取ってくれたか。だが…厳しいカウントということに変わりはない…。)


青龍寺(くそ…下半身の粘りが利いてないのが自分でもわかる…。上体だけで投げてる…。だけど、修正できねぇ…。体が言うことを聞いてくれねえ…。)





棟方(鬼頭には絶対に回したくないが…無理に大場勝負に持っていくのも危ない…。)



青龍寺(低めに…とにかく低めに…。)



棟方(ストレートでごり押しも危ない。変化球でカウントをとれるとも考えづらいが、空振りの可能性も考慮するとやっぱここは勝負球だな…。ここでフルカウントに持っていければ打者としても苦しくなるはず…。たとえ自動スチールカウントになってしまっても、シングルヒットなら同点にはならない。)





ビュゴォォゥゥッッッッ!!!!



棟方(よし!!ナイスボール!!)


大場(アウトコース!!)






カァァァクゥゥッッッッッッ!!!





ズッバァァァァーーーッッーーンッ!!!







大場(ここでフォーク…。)



棟方(…!)


青龍寺(…。くっそ…。)



棟方『翔冴!!大丈夫か!!』


青龍寺『来るな!』


棟方『…!?』


青龍寺『大丈夫だ。心配すんな。』


《青龍寺、また足をつってしまったようです。体力的にも、精神的にも相当の疲労が溜まっているだろうこの場面、踏ん張ることができるか。》


赤嶋(ドラゴン…もう明らかに限界だろ…。)


棟方(ボスは俺達に任せてくれてんだ。みんなで乗りきるぞ!翔冴!)



《5球目は外角低めにフォークボール!!空振りでカウントはフルカウント!!ツーアウトでランナーが詰まっていますから、ここは自動的にスタートを切ります。長打が出ればほぼ間違いなく同点!!》







大場(追い込まれてはいるけど…いまの青龍寺に脅威は感じない。ここまでバテた青龍寺なら…。)



『『『翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!翔真!!!』』』







《カウントフルカウントから、大場への第6球、》




《投げる!!!!!》






ビュゴォォゥゥッッッッ!!!!!!!!







大場(…。)






ズッバァァァァーーーッッーーンッ!!!






棟方(…。)

青龍寺(…。)









『ボール!!!!!フォア!!!』









《フォアボールで押し出し!!!!最後も外角に外れてボール!!!!!点差を2点に縮めた!!!!ここも繋いだ邦南高校!!!ツーアウトフルベース!!!ここで打席にはこの男!!!》







『4番、ピッチャー、鬼頭くん。』


『『『ウォォォォォォォォォォ!!!!』』 』




《頼れる主砲、鬼頭!!!!!!》





《対するは楽勝ムード一転、窮地に立たされたエース、青龍寺!!!》




《ここでこの二人が対峙する!!!!!》


《点差は2点!!!!シングルヒット1本で同点!!長打が出れば逆転サヨナラ!!!!》




《ここで青龍寺と鬼頭のガチンコ勝負!!》




《打つか鬼頭!!!》

《守るか青龍寺!!!》




《さあ!!!この試合のクライマックス!!!!》




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