No.371:ストレート!!
サブタイトル思い付かない…
ズッッバァァァーーーーーッーーンッ!!!
【159km/h】
慶野(くっ…。)
『ストライク!!ツーッ!!』
《2球連続159キロッッッッ!!!しかもアウトローギリギリ一杯に決めてきた!!!》
慶野(やっべぇ…。)
ビュゴォォゥゥッッッッ!!!!
慶野(なんだこの球は…。)
ズッッバァァァーーーーーッーーンッ!!!
【159km/h】
《空振り三振!!!最後は高めの釣り球のストレート!!!明らかにボール球でしたが慶野のバットは空を切った!!!》
棟方『よし!!!ナイボールだ!翔冴!!!』
桜沢『っだぁーーっ!なんであの高さ振っちゃうかな!?』
水仙『バカヤロ…。とんでもなくノビてんだろ…。』
霞『あのストレートは…ちょっとヤバイかな…。』
《ワンナウト一三塁のチャンスで9番の慶野でしたがしかし!!159キロ三連発で三球三振!!!これでツーアウト!!啓稜学院、悲願の夏の甲子園連覇まで、あとアウトひとつ!!!》
慶野『哲都…。あとは…頼んだ。』
“諦めんなよ…。”
小宮『はい。あとは僕らに任せてください。』
《9回裏、4点ビハインドの邦南高校、ランナーは一三塁と得点圏にチャンスを広げていますが、しかしツーアウト。ここで打席には1番の小宮哲都。1年生ながら強打・邦南のリードオフマンです。》
『1番、ショート、小宮くん。』
棟方(ここにきて、翔冴の球威が戻った。いや、戻ったどころじゃねぇ。進化した。これならいける!)
小宮(引いちゃダメだ。さっきの盗塁死だって、僕なりに本気で点を取ろうと積極的に攻めた結果だったんだ。)
(攻める気持ちだけは、絶対に譲らない。)
《もうアウトひとつも許されなくなった絶体絶命の邦南高校!!!しかし、まだあとワンナウトチャンスがあります!!!まず、この小宮が青龍寺のボールに意地で食らいつくことができるか!!第1球!!!》
《投げる!!!!!》
ビュゴォォゥゥッッッッ!!!!
カァァァクゥゥッッッッッッ!!!!
ズッッバァァァーーーーーッーーンッ!!!
小宮(くっ…。)
《初球はストライクからボールになるフォークボール!!!バッター小宮、空振り!!!素晴らしいボールでまずワンストライク!!!》
赤嶋(すげぇ集中力だな…。ドラゴン。もうすっかり手の感覚の違和感も忘れてやがる…。)
《第2球!!!!!》
《投げる!!!!!》
ズッッバァァァーーーーーッーーンッ!!!
【159km/h】
『ウォオォォォォオオオォォ!!!!!』
《2球目も空振りでツーストライク!!!また159キロ!!!!一気に追い込んだ!!夢の夏連覇まで、いよいよあと1球!!!!》
小宮『絶対に譲らない…。』