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315/382

No.315:合わない息

《4回の裏、ワンナウトから2番副島が今日チーム初ヒットとなるソロホームラン、ツーアウト後、4番鬼頭がレフトライン際にツーベースヒットでツーアウトランナー、二塁。打席には1年生ながら正捕手、5番の西口拓磨。》




ビュゴォォォウゥゥッッッッッ!!!!





ズッッッバァァーーーーーッッーーーンッ!!!






《初球は見逃しでストライク!!》





赤嶋(まあスライダーはヒロには投げにくくはなったけど…)





ビュゴォォォウゥゥッッッッッ!!!!





赤嶋(ヒロと氷室以外じゃ到底太刀打ちできない。)





カァァァクゥゥッッッ!!!





西口(なっ!?)




ブンッッ!!!





棟方(!!!)





《あーっと!!!!ここでワンバウンドするスライダーを後ろに逸らしてしまった!!!!ワイルドピッチだ!!!》





棟方『わりぃ!!』


青龍寺『大丈夫だ。』





赤嶋(普段のドラゴンならこの状況で後逸したらぶちギレるけどな。今回はそーでもなさそうか?)




《追い込みましたがツーアウト三塁!邦南はチャンスを確実にものにしたいところ!!》







水仙『さすがにドラゴンレベルのスライダーのワンバウンドを止めるのも難しそうだな。』


赤嶋『当たり前だろ。俺でもアレは相当苦労した。』




桜沢『ここでスライダーならまず空振り三振だ。だが棟方はもう一球要求できるのか?』


赤嶋『まあそんなタマじゃ、ドラゴンをリードするのは無理だ。当然要求できるはず。』






棟方(ここでもう一個スライダーならいける。今度は絶対後ろにやらねえから思いきってこい。)



ブルンッ…



青龍寺が首を横に振る。




赤嶋(首を振った…?)





青龍寺(スライダーはまた後ろがある。さっきから変化に頼りすぎてんだよ棟方。)



棟方(ストレートか…。わかった。だがボールでいい。)


青龍寺がまた首を横に振る。



青龍寺(ボールじゃなくて…ズバッといかせんかい。それでも男か。)


棟方(三球勝負か…。あまり気が乗らんがお前がその気なら仕方がない…。)




西口(ピッチャーが首を振るときってのは、半分以上がストレートを投げたいとき。俺もキャッチャーだからよくわかる。)





棟方(捩じ伏せろ!!!)





ビュゴォォォウゥゥッッッッッ!!!!





西口(こーなったらストレートに絞る!!!!!)






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