No.302:折
ミスって今日二話いっきに投稿しちゃった(笑)
カキィィィーーーッッーーンッッ!!!
《3番棟方もヒット!!!ライト前への強烈な打球でした!!!ノーアウト一塁で4番、青龍寺を迎えます!!》
大場(どーやって抑えんねん…。こんなやつら…。)
西口(どんな配球で打ち取れば…)
大場『うおおおおおおおお!!』
カキィィィーーーッッーッッーーンッッ!!
《打ったぁぁぁ!!!これも大きい!!!レフトのポール際、切れるか!?!?どうだ入るのか!?!?》
『ファール!!ファール!!!!』
大場『…。』
≪145km/h≫
《ギリギリポールを割りました!大場、命拾いしました。》
西口(今のだって…インローに決まっためっちゃいいボールじゃんかよ…。)
大場『無理だ…。こんなやつら…勝てっこねえ…。』
西口(ダメなのか…?俺らじゃこいつらに勝つことは…)
川越『さすがの大場も、堪えたみたいだな。』
野中『アイツのメンタルを…俺は信じる。そこに俺は…惚れたんだ。』
川越『大場のメンタルは確かに図太い。だけどそれもここまでかな。』
“もう…折れとる。”
《打席の青龍寺は今大会6ホーマーで高校通算96本塁打。続く5番南條も今大会5ホーマーで高校通算75本塁打。さあ初回、啓稜学院打線に猛打をいきなり浴びている大場、この場面を切り抜けられるか。》
ビュゴォォォゥゥーーーッッーーーッ!!
カァァクウゥゥッッッッ!!
カキィィィーーーッッッーーーッッーーンッッ!!!
《フォークを打った!!打球はレフト前へのクリーンヒット!!!ノーアウトランナー、一二塁!!!》
青龍寺(スタンドまで運べなかったか。ミスったぜ。)
『5番、ファースト、南條くん。』
西口『タイムお願いします。』
大場(んだよ。来んでエエわ。)
『タイム!!!』
大場(なに言われんだか。)
西口『翔真先輩って、スライダーとか投げれますか?』
大場『…は?』