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195/382

No.195:三振のはずが…最悪の展開

《さあワンナウトランナー一塁で打席には5番の上村うえむら 喜政よしまさ!!さあ追加点のランナーが出ました!!》




鬼頭(ワンナウト一塁、5番。セーフティバントの可能性は低いな。だが陽灘学園は思い切りのある攻め。機動力も存分に使ってくる。盗塁の可能性も十分。)




薮内(こいよ。牽制。)





西口(盗塁もある。警戒しとかなきゃな。)





ビュゴゴウッッッッッ!!!!




上村喜『なっ、』



『ストライーク!!』




薮内(良いクイックもってんじゃねえか。)



ビュゴゴウッッッッッ!!!!


『ストライーク!ツー!』




≪151km/h≫



上村喜(セットになっても球速は落ちてくれねえか。)



薮内(確実に二塁を奪いたい…。やるっきゃないっしょ。)




上村喜(思い切れよ。薮内。)





“エンドラン!!”





《ランナー走った!!》



ビュゥゥッッッ!!!





カァァクゥゥゥッッッ!!




《エンドランだ!》



上村喜(くっ…。ここでスライダー…。)




ブン!!




《バッターは空振り!!!》



鬼頭(エンドランのリスクはバッターが空振りしたときにランナーが刺されるケースが増えること!貰った!!)




ばすっ





鬼頭(!?)




西口『なっ!?』






上村喜『ラッキー。』






《おーっと!!キャッチャー西口が後逸!!パスボールになる!!振り逃げ成立!!》




薮内『うおりゃぁぁぁ!!!』





鬼頭『西口!!早くしろ!!三塁まで奪われるぞ!!!』




《一塁ランナースタートを切っている薮内は一気に三塁を狙った!!》




西口『いかせるかっ!!これ以上点はやれねえんだ!!』



《タイミングは微妙!!!》




西口『うわっ!!』



鬼頭『バカやろ…』


大場『まじかよ!』




《あーっと!!西口の三塁へのスローは高い!!!!越える!!》



薮内『よぉーしゃぁ!!』



《薮内は三塁キャンバスをも蹴る!!!!ホームを狙った!!カバーに入ったレフトの松坂がバックホームする!!!》




松坂『こんにゃろー!!』




鬼頭『低くいけよ!!』




ビュゥゥッッッ!!



《ホームにはワンバウンドで良い球が返ってきた!!!タイミングはアウトか!?暴走だったか!?》










コツン…










西口(なんでだよ…。)









《返球がホームを狙った薮内のヘルメットに直撃!!!タイミングはアウトでしたがホームイン!!!ボールはファウルゾーンを点々としている!!その隙にバッターランナー上村喜政はサードへ到達!!》




コロコロ…



西口『まずい!!』



鬼頭『カバーしきれねえ…!』






コロン…







《送球は三塁側陽灘学園のベンチの中へ!!ということは…これは…》





『テイク・ワンベース!!!』




《ランナーは既に三塁ベースを踏んでいたので1つの安全進塁権が与えられ、振り逃げのランナー上村喜政はホームイン!!!邦南高校、守備の乱れで空振り三振をツーランホームランにしてしまった!!これで10対5!!!リードを5点に広げました!!》




鬼頭『ったく…。』



西口『…。』





ボコッ




鬼頭が西口の腹を優しく殴る





鬼頭『落ち着け。まだ試合は終わってない。』











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