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No.187:IQ王子

大場『ふわぁ…もう6時か…朝は辛いなぁ…。』



小宮『…!!翔真先輩!!これ、見てください!』


大場『新聞か…。どれどれ…。』


慶野『なんだなんだ?』






大場『うわっ!』


慶野『プハハハハっ!!』





〔IQ王子、大場翔真、ノーヒットノーラン!〕


慶野『お前が、王子!?お前が!?ワッハッハ!!うける!!』



大場『なんだよぉ!』




鬼頭『お前もすっかり全国の注目の的になっちまったな。勝ち上がるのはこっからが難しいぞ。研究もされるだろうしな。』



大場『知ってますよ。だから油断できないんです…。』





島谷倫『IQ王子?ん?』

松坂『翔真って学年順位何位だっけ?』



大場『全科目偏差値平均順位ですか?』


松坂『うん。』






大場『・・・・・・354位です…。』




松坂『2年って何人だったっけ?』


大場『360人です。』





島谷倫『ワハハハハ!!馬鹿じゃん!!』


木村『おもしれえ称号手に入れたな!』




大場『違うんですよぉ!邦南に入るまでは滅茶苦茶頭良かったんですよ!ここの学力レベルがおかしいんです!』




副島『でも俺らのなかじゃ馬鹿じゃん(笑)』


大場『…まぁ。』





ミーンミーンミーン




副島『おいおいこの音まさか…』



鬼頭『ほーらセミちゃん。おやつだぞ~。』




副島『そのまさかだったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』




鬼頭『どうしたミツル。』


副島『どーしたじゃねえよ!!!何でそのセミを甲子園まで連れてきとんじゃ!!』



松坂『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』





木村『うわぁぁ!!セミだ!!』



松坂『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』




小宮『博行先輩、まだセミ飼ってたんだ(笑)』



松坂『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!』





副島『逃がせって!!早く早く!!』



鬼頭『なんで?』







松坂『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!』




『『『『『『うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!』』』』』』





副島『!?』






片野『今何時だと思っとるんだぁぁっっっ!!!!6時だぞ!?6時だぞ!?』



副島『すいません。』



ミーンミーンミーン




松坂『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!』




片野『『うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!』』




壮絶な朝でした。



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