No.171:S・9、復活
結構進展します?
プルルルルル…
昨日の晩
ホテルに着き
朝
携帯電話の鳴る音で目覚める鬼頭
鬼頭『ふわぁ…ねみー。誰だよこんな時…!?』
??『ヒロか。久しぶりだな。』
鬼頭『キャプテン…。』
??『お前が甲子園に出るってな。だから電話した。』
鬼頭『何の用だ?わざわざキャプテンが電話してくるって事はただ祝いたいって訳でもないんだろ?』
??『話が早いな。お前が邦南高校の一員として出場しているのは勇翔から聞いて知っている。』
鬼頭『霞の野郎…なんで知って…』
??『南阪の頃のやつもサク以外は全員甲子園に出るって知ってるか?』
鬼頭『ああ…。一応な。』
??『そこでだ、今日の抽選会の前に少し南阪のやつらで絡もうぜってことだ。』
鬼頭『嫌っつってもダメなんだろ?何時にどこ集合だよ?』
??『9時に甲子園の近くの公園に来い。時間厳守だ。』
鬼頭『あいよ。じゃあな。』
プツン…
鬼頭(正直あんま気が乗んねえな…。)
そして…
時は過ぎ
鬼頭『オッス。』
水仙『ヒロ。愛知県大会制覇おめでとう。』
赤嶋『おいおい。懐かしい奴等だな。』
霞『なんでキャプテンが来ないのさ?時間厳守って言ったのは誰だよ~。』
トコトコ…
鬼頭『けっ。お前もか。』
赤嶋『ケンカはすんなよ。現場にいた俺らまで被害を被られる。』
鬼頭『しねーよ。つか元から俺から喧嘩吹っ掛けたことは一度もねえんだぞ。』
霞『久し振りだね。ドラゴン。』
青龍寺『…。おまえも居んのかよ。』
鬼頭『こっちのセリフだぜ。』
青龍寺『俺がテメーをぶっ倒してやるからな。』
ガッ
青龍寺が鬼頭の首もとを掴む
鬼頭『ほおほお。臨むところだぜ。二番手投手。』
鬼頭も青龍寺の首もとを掴む
その時
ガッ!!
バターッンッッ!!!!!!!!
鬼頭と青龍寺は地面に倒れた
??『なにやってんだ。貴様等。』
青龍寺『なんでもねえよ。』
霞『やっと全員揃ったみたいだね。』
??『いや、違う。まだ連れてこなきゃならねえ糞餓鬼2人がいる。』
鬼頭『!』
水仙『!』
赤嶋『!』
青龍寺『!』
霞『!』
霞『まさか…』
??『俺らS・6から省かれた3人。鬼頭博行。そして度重なる犯罪、万引き、強制わいせつその他の犯罪を犯し、私立南阪小を強制退学、その後少年院やらなんやらで時を過ごし高校からまた野球を始めた“悪童コンビ”、鳴島兄弟だ。』
『ギャハハハハハ!』
『ぶっ殺しちまえよ!』
??『早く来い。殺すぞ。』
『皆さん久しぶりやね。』
『小学校以来なのかな?プフッ』
『鳴島 破刃だよん。』
『鳴島 剣刃だぜ。』
鳴島破『ああ、俺ら青森の楽秦工業高校に入学したんだよね。』
鳴島剣『もし戦うことになったら宜しくね。勿論、風岡くんも容赦しないからね。』
鳴島破『キャプテンとの試合、楽しみにしてるからね。』
鳴島剣『俺らを少年院にぶちこんだ罪は高くつくよ。』
風岡『ほざけ。愚民が。』
兵庫、北頼高校3年(主将)
南阪小、南阪中野球部主将、
風岡 蓮太郎
南阪内のアダ名、キャプテン
風岡『南阪の主砲と言われている桜沢が居ないのは少し物足りないが言っておく、』
『今大会は、S・9(南阪の完成形)のうち8人が出場する。この中から優勝校が出るといってほぼ間違いない。この甲子園は至高の9人と呼ばれた俺達の』
““全面戦争だ。””