表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
150/382

No.150:孤立

投稿1年経ちました!!


これからもよろしくお願いします!!



《延長12回の裏、享神高校ツーアウトフルベースの大チャンスから9番堂金のレフトへの大飛球も邦南高校の今日途中出場しているレフトの木村の好捕で得点ならず!!試合は延長13回の表に突入します!!》





野中『邦南は厳しい立場だな…。正直なとこ。』


川越『この暑い名古屋の気候…。さらに相手は春の王者、享神。そして舞台は県大会決勝…。今までとは違ったプレッシャーが重くのしかかっているはずだ…。体力消費も激しいはず。』



野中『この回大場も危ない投球がツーアウトから続いたしな…。』



川越『シード無しで1回戦から戦ってきた邦南。特に大場は主力としてこの試合を含め全8試合すべてにフルイニング出場。一方享神はシード権を春の大会に手に納め3回戦からの登場。ましてや選手層の厚さゆえに主力もちょくちょく休み休みの出場。特にエースの堂金も今まであまり酷使されずあまり体力を消費せずにこの大会勝ち上がってきた。』



野中『享神は後攻だしな。同点で終盤、延長戦は後攻が圧倒的優位。だが、堂金は長いイニングを投げることにに慣れていないんじゃないか?スタミナ切れってのもあり得るかもだぞ?』




川越『いや、その可能性は低いな。なんせ堂金は中学硬式の日本一投手。ただの日本一ではなく、登板規制がかかっている試合以外では全試合7イニング完封。全国の舞台でノーヒットノーランや完全試合を何度も達成している。その体力が伸び盛りの高校1年生になって衰えているとは到底思えない。』



野中『確かに…。さらに進化しているってか…。邦南は厳しいな…。やっぱ…。』










《空振り三振!!!!!!この回も邦南高校、三者三振に撃ち取られました!!!!!!苦しむエースの大場を援護できません!!!!!》




大場(まだだ…。最大15回までチャンスがある…。あと2イニングの攻撃…きっとなにかが起こる…それが野球…。俺が踏ん張ればまだ…。)










ズッッッッバァァーーーーッッッッッッーーーンッ!!!!!!!!!!!







大場(くっそ…。いてえ…。やべぇ…。)





《空振りの三振!!!!!3番にこの試合途中から入っている平井も三振でこの回一番からの好打順も三者凡退!!!前のイニング危ないピッチングだった大場でしたがこの回は無難に切り抜けました!!!!!!》




西口(かなり消耗したな…。この回は一番からの打順だったし…。そろそろ点とらないとガチでやべぇ…。打たれるぞ…。)










ブン!!!!!


『ストライーク!!バッターアウト!!!!!』




《2番慶野は見逃し三振!!!!!!ツーアウトランナー無しとなって打順は3番エースの大場!!!!》






堂金『どりゃぁ!!!』




大場『うっ!!』





カキィィィーーーッッッッッーーーーーンッ!!!!!!!!!!





余語(うまく打ったな。)





《アウトローの厳しいコースをうまく流し打ってレフト前!!!!堂金から三番エースの大場がクリーンヒットで出塁!!!!ツーアウトランナー一塁!!!!!!!!》





野中『打ってくれ…。頼む女房役…。』





西口(孤軍奮闘の翔真先輩を見殺しにできるもんか…。)







堂金(くらえ!!)



ビュウウッッッッッッッウッッ!!!!!!





西口(甘い!!!!)





カキーン!!!!




《打球は詰まってショート正面!!4番西口、ランナー返すことができません!!!!!!!》







大場『はぁっ…。はぁっ…。』






西口『これじゃあ…見殺しじゃねえか…!!』



『クソォ!!!!!打ち損じた!!!!!!!』





大場『…、…。』





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ