No.14:満身創痍の健太
※注意(念のため)
無死→ノーアウト
一死→ワンナウト
二死→ツーアウト
『あばよ。』
誠『うわぁっ!!!!』
ビュー!!!
(ガツッ!!)
『イテっ!!!』
(カランカラン!!)
突然何かが横から飛んできてヤンキーの右腕に直撃してヤンキーはバットで誠を叩くことができなかった。
誠『野球…ボール…!』
『なんじゃ!!テメー!!』
健太『よくも俺の弟をここまでいじめてくれたな。覚悟しろ。』
『おめぇもシバかれてぇんか!?なあ!?』
『まて薮谷!!この人はひょっとして…。』
薮谷『びびってんじゃねぇ!!』
ヤンキーの増田が薮谷を止めようとしたがリーダーの薮谷は健太に襲いかかった。
しかし…健太は薮谷を返り討ちにした。
増田『もしかしてあの…下村健太か…?』
健太『なんで俺の名前を知っている?』
増田『この辺じゃあんたを知らないヤンキーの方が少ないさ。アンタは裏じゃ【 愛知の猛魂 】って呼ばれるくらい強いんだろ。噂には聞いてるが…』
ヤンキーが四人同時に襲いかかってきた。誠は痛みで動けない。
小熊『あんたさえ倒せば俺らが有名になれるんだよ!!』
健太は四人のうち一人は倒したが残る三人に集中攻撃を受けた。
そして10分後、健太は多少のダメージを負いながらも、全員を倒した。
健太『ぐっ…。』
誠『兄貴!!大丈夫か!!』
健太『大丈夫だ。心配すんな。』
(ズキズキ!!)
健太(コイツはちっとヤバいかもな…。)
健太はヤンキー四人を相手にしたとき脇腹を痛めた。おそらく肋骨が折れたかヒビが入っているのだろう。
↑↑回想シーン終わり↑↑
(ザァザァ!!)
雨はいっこうに弱くならない。
慶野『ストレート!!』
(カキーン!!)
誠『ショート!』
長岡『あいよ。』
しかし。
(ツルッ!)
江澤『まじかよ!!』
長岡『ヤベッ!滑った!』
大場『シャー!!回れ回れ!!』
名林のショート長岡の一塁への悪送球で打った慶野は一気に二塁へ達しこれでノーアウト二塁。
健太『ヘタクソが。』
長岡『けっ。』
『3番、ピッチャー、小宮君。』
小宮(二塁ランナーは足の速い慶野。バッテリーも三盗には警戒してる。サードも俺は三番打者だし、三盗を警戒して二塁ランナーが見やすいように深めの守備。)
健太が投げる。
ビュッ!!
小宮『セーフティーバントして欲しいとしか思えないポジショニングだね!!』
(コン!!)
健太『サード!』
矢野崎『またかよ!』
矢野崎が一塁へ送球をするもセーフ。
これで無死一三塁。
健太『同じ失敗を二回もされちゃあ困っちゃうね。まったく。』
矢野崎『簡単にバントされてんのはどこのどいつだ?いいわけが似合う男だな。』
健太『自分の仕事してからそういうことは言おうね。おバカさん。』
矢野崎『…。』
『4番、キャッチャー、西口君。』
…
……
『ボール!!フォアボール!!』
矢野崎『おい!ストレートのフォアボールはねぇだろ!!ビビッてんのはどっちだ!!』
『5番、ライト、副島君。』
松坂『よっしゃー!ノーアウト満塁だ!繋げよ!キャプテン!!』
健太(ノーアウト満塁…。にげらんねぇ。脇腹も死ぬほど痛ぇし…。)
しかし副島が打ち損じて2球で追い込み、
健太『これでもくらえ!!』
(ビュッ!シュー!ガクッ!!)
副島(ストレート!!…いや!フォークだ!)
(バン!!)
『ストライク!!バッターアウト!!』
健太『あとアウト5つだ…。』
『6番、サード、松坂君。』
……
(バン!!!)
『ストライク!!バッターアウト!!』
長岡『2連続か。』
南『はじめからそれをやれっての。』
『7番、レフト、木村君。』
大場『ノーアウト満塁で一点もとれないとなるとマズイ…。ここはなんとか打ってください!!』
キムタロのこれまでの打席結果
長久手大谷戦
1:見逃し三振
2:空振り三振
3:見逃し三振
栄華戦
1:セカントゴロ
2:四球
3:空振り三振
4:空振り三振
5:ショートゴロエラー
愛農大名林戦(本日)
1:空振り三振
2:ファーストフライ
3:見逃し三振
合計 10打数0安打
打率.000
木村(小さい頃の夢は親父と同じプロ野球選手…。今日もきっと親父、見に来てくれてるんだろうな。でも打てそうにないや。)
キムタロは普段こそお調子者だが、昔から試合になると縮こまってしまう。
そしてキムタロの父親はもとプロ野球選手で投手として通算215勝をしてプロ野球名球会にも入っている木村 豊己だ。
木村(多分高校生活最後の打席なんだろうな…。)
豊己(太郎…。思い出せ…。ガキの頃からの猛練習を。)




