No.125:チキン叩き逆転
『1番鬼頭のものすごい打球!!!!スタンドまで届けば逆転のグランドスラム!!!!!!!!!!』
古瀬『入るな!!入るな!!!!』
ガシャン!!!
『これはフェンス直撃!!!!!!長打になる!!!!!!!!』
余語『クソっ!』
(だから東成田じゃダメなんだよ!!)
『センター古瀬は今ボールに追い付いたが、逆転の一塁ランナーはすでに三塁キャンバスを蹴る!!!!!』
東成田『ちくしょう…。』
『一塁ランナーの島谷倫暁も今ホームイン!!!逆転しました!!7回の表の邦南高校!!!!!7番松坂のタイムリーツーベースで2点差とし、尚ツーアウトフルベースから1番の鬼頭のセンターオーバーの逆転走者一掃3点タイムリースリーベース!!!!!!11-10!!!!』
『2番、センター、慶野くん。』
…
スバン!!
『ボール!!フォア!!!』
『フォアボール!!!またランナーが出ました!!ツーアウトランナー一三塁で打席には…』
『3番、ピッチャー、大場くん。』
今坂『交代だ!!西崎!!』
西崎『待ってましたァ!!!!!』
『享神高校、シートの変更をお知らせします。』
守備位置の変更↓↓
東成田→西崎:1→1
大場『右のオーバーハンドか。だが随分と小柄だ。』
西口『170センチ無いんじゃないですかね。』
西崎『決勝戦のマウンド。背番号10は控えピッチャーの印なんかじゃない。リリーフエースの印。そうなりたい。』
大場『もう一点とれればかなり優位に持っていける。』
西崎『おらァ…。抑えてやるよォ…。』
『さあ享神高校の今日4人目のピッチャー西崎、セットポジションからの第1球!!!!』
ビュウッッッッッッ!!!!!!
ズバーンッ!!!!!
大場『く!』
『初球は空振り!!!!!』
【144km/h】
大場(思ったより伸びてくるな…。さすがに享神レベルとなると4番手でも140km/hオーバーか…。)
ビュウッッッッッッ!!!!!!
カクッッッっ!!
大場(なに!?)
ブン!!
『2球目も空振り!!2球とも空振りを奪ってきてツーナッシング!!』
大場(速い縦のスライダー?キレがいい。まだこんなやつがいたか…。次は何で来る。3球勝負はまず無いはず。)
余語(締めてやれ。西崎。お前の怒根性、マスク越しに眺めさせてもらう。)
西崎(インハイ直球。大好きだ。3球勝負。さすがキャプテン。おまえがそこに座っているから、)
(投手陣も心置きなく自分のボールを届けられる!!)
ビュウッッッッッッ!!!!!!!
大場(インコースだと!?)
西崎『うおりゃああああァァ!!!!!!』
ズバァァァァァァッッーッンッ!!!!!!!!
『ストライーク!!バッターアウト!!チェンジ!!!!!』
余語(さすが怒根性がモットーの男。)
『見逃しの三振!!!!!3番の大場手も足も出ず!!!!!!享神の4番手、西崎に3球で片付けられた!!』
西口『まっ。逆転したんで。これ以上のことは無いですよ!』
大場『ああ!あと3イニング絶対抑えるぞ!』