No.11:代打氷室!
木村『ナイスキャプテン!』
松坂『グッジョブ!!グッジョブ!!』
一方…名林ベンチでは
山崎(控え選手)『まったく…コールドにしたかったな。』
江澤『相手の小宮ってやつも相当いいピッチングをしてるしな…。あと一点はおろかランナーすら出ないんじゃ…』
天宮『これで9回まで戦う羽目になるな。』
名林ナインはリリーフした小宮を打つのは難しいとし、皆がコールドは無理だと悟った。
そしてその後後続が続かず七回の表は終了。
小宮は七回の裏もドロップを駆使し全員奪三振をし、これで7連続。
そして回はついに八回の表、9-3で愛農大名林が6点のリード。
『8回の表、邦南高校の攻撃は、9番、ファースト、藤武君に代わりまして、代打、氷室君。』
氷室『何でかな…。いつもだったら6点差で8回だったら諦めるのにな…。不思議だな。なんか俺…逆転できる気がする。』
眞野『だっりーな。今日は無名のガリ勉高校って聞いたからすぐにゴールドにできると思って瑞江とデートの約束したのに…。あと20分で家に帰んないと間に合わねぇよ。これ以上長引かせたら承知しねえぞ。健太。』
矢野崎『ふわぁー。あーぁ。眠いな。アクビがでちまうぜ。昨日テレビゲームで夜更かしして一睡もしてねぇんだよ。いいから早く帰って寝させてくれよ。』
名林のムードは最悪だ。
これから邦南高校野球部の怒濤の攻撃が始まる…。