表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/382

No.101:私立享神高校


神郷(かんごう) (ふとし)

『余語くーん。余語くーん。』

余語(よご) 隼輝(としき)

『どうした?(ふとし)?』


神郷『お腹減ったよー。』

余語『ならさっさと食え。』


桜沢『余語。俺もお菓子くっていいか?』

余語『お前はダメだ。神郷とお前は違う。』


桜沢『ちぇっ。キャプテンけちー。』

余語『しょうがないだろ。神郷なんだから。』

桜沢『神郷、最近さらに太ったよな。』

藤野『今大会中に既に体重が6キロ増えてますよ。神郷くん。』


余語『さすがマネージャー。そーゆーところまで調べてあるんだな。』

藤野『余語くんは相変わらずの最高のボディケアをキープしてますね。』

余語『だろ。』


勾城(こうじょう) 秀哉(しゅうや)

『哲都と…拓磨か…。まさかあいつらとやることになるなんてな…。』


野海(のうみ) 大輝(たいき)

『なに(かしこ)まった顔してんだよ。秀哉。』

勾城『ああ。ちょっと昔のこと思い出しててな…。』

野海『そーいえば旧友がいるんだってな。邦南に。どうよ?そいつら?ちょっと情報教えてくれね?』

勾城『ごめん。言えない。』

野海『なんで?』


勾城『俺はあいつら…いや、名古屋東ブラックシャークのチームメート全員に、申し訳ないことをしてしまった。だからこれ以上裏切るような行為はしたくないんだ。』


野海『ふ~ん。なんかよくわかんないけどいいや。1年生で享神のスタメンに名を連ねる者同士、気合い入れていこうな。』


勾城『ああ。絶対勝つぞ。』




(悪いな…哲都…拓磨…。)



余語『堂金。今日の調子はどうだ?』

堂金(どうがね) 竜星(りゅうせい)

『別に。いつも通りですよ。』

余語『春の大会に出ていないお前にとって初めての決勝だろ?ちょっとぐらい緊張したらどうなんだ?』

堂金『決勝戦が初めて?笑わせないでください。自分は野球をやってきて一度も負け投手になったことがないんです。必然的に決勝の舞台なんて沢山踏むことになるんですよ。』

余語『たいした自信だな。相手は小木曽から12点取った相手だぞ?その前の名林戦も下村健太、長岡剛から二桁得点を記録している。強打の相手だが?』

堂金『なんども言わせないでください。怒りますよ。』


余語『はいはい。今日も頼んだぜ。』

堂金『はい。とりあえず甲子園行きましょう。こんなところ通過点にすぎません。』


北峰(きたみね) (じょう)

今坂(いまさか)監督から今お話があった。隼輝と堂金に伝えてくれとさ。』

余語『なんだ?』


北峰『今日の先発も俺だとさ。堂金はリリーフだって。』


余語『なぜだ?』

北峰『知らん。』

余語『監督はまだか?』

北峰『さあな。俺も今日は堂金がいいと思うが。』


余語『堂金は全試合リリーフ登板か。まあいつも通りでいくか…。』

北峰『とりあえず3イニングだとよ。』

余語『わかった。』


堂金『…。』






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ