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No.100:祝!100回記念!~コンビニ篇~

副島『いやぁ~決勝進出か~。』

島谷倫『去年の俺たちのことを考えると信じられないよな~。』

副島『な~。』


島谷倫『やっぱり試合後のミニマムストップ(コンビニ名)は最高だよな~。』

副島『だよな~。でも俺推しのコンビニはサークルJだけどな~。』


島谷倫『なんか涼太にも同じこと言われたわ~。』

副島『そーいえば涼太、今日のトモのこと尊敬してたぞ~。』

島谷倫『まじか~。ムフフフ~。』


副島『お前なに食うの?』

島谷倫『杏仁豆腐。』


副島『また食うのかよ~。ミニマムストップの杏仁豆腐。』


島谷倫『当たり前だろ~。試合後のルーティーンなんだから。』


副島『お、おい…。』

島谷倫『どったの?』


副島『あれ!あれ見ろ!!』



島谷倫『・・・・・・・・!!』




『『『アノヤロー!!!!!!!!』』』




そのころ…

大場『ははははは!!なんだよそれ!!!!!超うけるんだけど!!』


(あずま) 佑季(ゆうき)

『翔真ってホント笑いのツボ広いよね!!』


大場『次どこ行こっか?』

東『大丈夫?試合後だし、疲れてるよね?どこか座れる場所にしよっか。』

大場『おっけ。じゃあそこのミニマムストップの向こうにあるモクドナルドにしよ!』

東『佑季、モック久々にいくわ~。』



じー…


島谷倫『今の…彼女だよな?』

副島『翔真め…いつの間に…』


島谷倫『追尾するか…。』

副島『意義なし。』



ピロロン♪



大場『いいにおいだな。』

東『明日決勝でしょ~。あんま油っぽいの食べない方がいいよね?』


大場『まあね。普通にビックモック5つでいくか…。』

東『え!?そんな食べるの!?』


大場『うん。試合後で腹減ってるから。』


東『じゃあ私はアルティメットチーズバーガー5つ。』


大場『佑奈も相変わらずの爆食だな。』


東『まあね。親がもともと大食いだからね。』


大場『なあ佑季。明日なんの日か知ってる?』


東『7月30日でしょ。忘れるわけないじゃん。うちらの3年の記念日でしょぉ!』

大場『懐かしいな~。中2の時の7月30日。』


東『うん!まさかうちあのときは片想いだと思ってて超ビックリした!』

大場『俺もその時はコクる気なんて全くなかったんだぜ!?』

東『じゃあなんで突然告白してきたのよ!』

大場『つ、つい衝動的に…。』

東『あのときの翔真の言ったセリフ。まだ鮮明に覚えてるよ。』

大場『俺も告白するつもり全然無かったからあんま緊張しなかったし、覚えてるな~。』


東『なんて言ったんだっけ?』


大場『言わせんのかよぉ!恥ずかしいだろ!』

東『え~言えないの~?』


大場『普通にシンプルな言葉だったろ!』

東『そのシンプルな言葉、もう一回聞きたいなぁ…。』

大場『ったくよぉ…。』


『俺たぶん、佑季の事好きだわ。』



東『うきゃーっ!!』

大場『照れるわ…。』

東『超嬉しい!!だいすき!!翔真!!』


大場『俺も佑季のこと大好きだぞ。』



島谷倫『おい…。』

副島『あんな翔真…初めて見た…。』

島谷倫『あーゆーの…ちょっと羨ましかったりする…。』

副島『だな…。いいなリア充。』



大場『そろそろいく?』

東『うん!次はプリでも撮ろ!!』

大場『星ヶ(ほしがおか)でいいよな?すぐそこだし。』

東『うん!レッツゴー!』


島谷倫『う…なんか惨めになってきた。』

副島『俺らは久々に(さかえ)でもいく?』

島谷倫『いや、名古屋駅がいい。』



副島『さあ行こう。』




そして…

慶野『ったく…暑いな。』

国友(くにとも) 光希(みつき)

『ね~。明日も暑いかな~。』

慶野『だろ~ね。てか広すぎるんだけど。名古屋駅付近。』

国友『あ、邦南野球部じゃない!?』

慶野『あれは!!倫暁先輩とミツル先輩!!』


島谷倫『あっつ~。』

副島『また居るよ。リア充が。』

島谷倫『慶野まで…この野郎…2年共が…。』

副島『おい…どこいくんだ?』

島谷倫『やっぱ栄いこうぜ。』

副島『なんで?』


島谷倫『まあ行こうぜ。リア充みて気分が悪い。』


副島『さっきの電車代しくったな。』




そして…

氷室『ふうっ…久し振りに座る。』

火堂(ひどう) 佳美(よしみ)

『氷室くん。やっぱ疲れてた?ごめんね。今日は付き合ってもらって。』

氷室『佳美ちゃんと一緒にいるの楽しいからいいよ。』


火堂『日…暮れてきたね。』

氷室『うん。暗くなってきた。』



副島『あれって氷室じゃね?』

島谷倫『てか俺らチームメートに会いすぎじゃね?』

副島『え…まさかあれが噂の…』

島谷倫『佳美ちゃん!?』

副島『氷室が上社西戦でピッチャーやったときに呟いてた…。…よな?』



島谷倫『声聞こえるぞ。』

副島『盗み聞くか。』




氷室『なあ…佳美ちゃん?』

火堂『なぁに?』


氷室『なんつーか…慣れてないから単刀直入に言うけど…聞いてくれる?』

火堂『だからなぁに?』


氷室『俺さ~。ずっと昔から佳美ちゃんのこと…好きだったんだ。だからさ!』


火堂『だから…さ?』


氷室『俺と…付き合ってほしいんだ。』


火堂『返事、今じゃないとダメ?』

氷室『別に。いつでもいいよ。』


火堂『ありがとう。じゃあ、また返事する。いつになるかわかんないけど。』

氷室『うん。佳美ちゃんから返事来るの、待ってる。』





副島『ん!?』

島谷倫『こりゃ、ダメなパターンじゃね!?』

副島『保留するって時点でかなりピンチだぞ氷室!!!!!』

島谷倫『氷室…明日の決勝…元気出せよ。』






そして…次の日…

夏の全国高等学校野球選手権愛知県大会決勝。

享神(きょうじん)高校がここまで駒を進めてくるのは大方の予想通りだが、邦南(ほうなん)高校がここまで来るのは完全に想定外の出来事だった。


天気…快晴。


大場『氷室!ちょっといいか!』

氷室『どうしたんですか?』




大場『今日の先発、お前でいく。』

氷室『え!?』




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