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熱暴走

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。


こんなんだから、更新が滞るんですが。

先々週まで高熱を出し、録に動く事が出来なかった。先週は大事をとって、部屋に縛り付けて置いた。その反動だろうか? 今週、彼奴は狂ったように外に出て、二週間分の飢えを満たす為に行動を開始した。

朝から少しづつ物を食す。ドーナツ、ハンバーガー、ナゲット、フライドチキン。そうしてジャンクフードに罪悪感を感じたのか、最終的にサラダと暖かいスープを食し、行動は漸く止まった。止まったと言うのは、彼奴が消化し切れる限界を迎えたのだ。

ただいま駅のホームのベンチにちょこんと腰掛けて天を仰ぐ。人が通らない事をいい事に、手足をだらりと伸ばす。あまり動きたくない様で、暫くそのまんまだった。

「ちょっと食べ過ぎじゃないのか?」

「うーん……。うん」

歯切れ悪く返事をする。返事をするのも億劫そうだった。だから人が少ない時間を見計らって、電車に乗り込んだ。幸い二人並んで座れた為か、俺の方にこてんと首を預けて眠りに着いた。


帰って来た後、彼奴はベッドから羽毛布団と俺を引き摺って、薄暗い部屋に案内した。まずは俺を座らせると、そこに跨る様に羽毛布団ごと絡み付いた。

「熱い」

ただ一言そう言って、熱を分け与える様に体全体を擦り寄せる。時折うなり声の様に、喉奥から声を出して、ひっしりと服にしがみついた。その様は猫の如く。そろりと首筋に手を這わせると、ぴくっと反応した後、また殊更にしがみついた。

爛れる様な熱が、指を通じて伝わって来る。服の中に手を入れて素肌に触れると、何時もは冷たい背中周りも、少しだけ熱を帯びていた。

此奴は昔から過食を極めると、人並み以上に体温を上げる。それこそ熱に浮かされて、果てる寸前の様に。そうして上げるだけ上げて、熱を出して、最終的に均す様に昼寝をする。今している様に。

気が付くと擦り寄る顔を上げさせて唇を奪っていた。羽毛布団を肩に被せて、抱き込んで、そのまま共に横になる。薄いマットだけを引いた床は固く、小さな衝撃を与える。それでも胸元に絡み付いた指は解ける事無く。それを了承と捉えて、静かに唇を割行って、舌先同士を絡ませ合う。彼奴は顔を擦り寄せる事が出来ない為に、腕を後ろに回して、上下に擦り付ける。寝る前だけ極度の甘えん坊になるのは、不思議の一つではある。

「良い匂いがする。暖かい。頭撫で撫でして欲しい」

「……っ」

微睡みながらそう言った。それからまたもひっしりと体を絡ませると、こてんと眠に着いた。


目が覚めると、彼にしがみついて眠っていた。付き合っているんだから当たり前だろう。なんて世間一般には言われるかも知れないが、そんな心情的にはそんな簡単なものではなく。なんせ記憶が朧なのだ。とりあえず眠る前まで、しこたま食べていた事は覚えている。食べて、食べて、眠かった事は覚えている。そこから先。そこから先の記憶はほぼ霞んでいる。

「起きた」

目を剥いて彼の方を見ると、揶揄う様に額にキスを落とされた。空気的に『記憶に御座いません』等とは到底言えず。

「あ……あの……その」

「お前から甘えて来たんだ。次は俺も甘えさせてくれよ」

更新滞る時って、大抵このパターンなんですよ。

お腹いっぱいで寝て、全て忘れるという。

本当はもっと重たいファンタジーとか、神様の話とか、あった……はず……なんですが。

『この人は私を通して、誰を見ている』

という台詞しか覚えてません。

親と性格真反対だったはず……。

周りからの戸惑いの視線が痛かったはず……。


食べるだけ食べて、眠くなるとただ熱くなって、怠くなって、何かに擦り寄りたくありません?

でも起きた後には全て忘れてるんです。

酒でもは入っているのかな。

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