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プロローグ



おままごとみたいな恋をした。




甘くて、幸せで、夢のような。



他愛のないことで笑いあって、些細なことで喧嘩をして、だけど傍に居ないと苦しくて。


嬉しい時も、哀しい時も、怒っている時でさえも頭の中はいつだって貴方のことでいっぱいで。


繋いだ手の温かさ、恥ずかしそうに逸らされた視線。二人でした秘密の約束。貴方がくれた言葉達。全部、全部覚えている。



深い海の蒼のような碧眼が私を映すのが好きだった。


何処にでもある様な、掛け替えのない日々。





今思えばまるでおままごとみたいな幼い恋。

夢のような幸せは、ある日、夢みたいにあっけなく終わった。






そしてまた

おままごとみたいな恋をした。




思い出の宝石箱に大切にしまった、私が一番幸せだったあの日々をなぞるように。


甘くて、幸せで、夢のような。





愚かで、滑稽で、醜悪なおままごと。







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