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夢は叶えなかったけど夢が見れる  作者: ニール
目覚め
4/7

003 いつもの負け(続)

お久しぶりです、遅くなってごめんなさい。


やっと書店に入った。

くだらない授業はいつも通り何となくこなした、授業になにかを教わったのかもう覚えてないけど。

ちなみに、昨日別れた小説作品なんだけど、この書店でイベントをしているらしい、さすが人気小説。

おお、ずいぶん大きいな広告をしているな――でも残念ですが、私と君はもう終わりたから、そんな目に私を見ても無駄だよ。さらばだ!

っと変なことを思いながら、無情にその広告の逆方向へ向かう。

そいえば、今まで見たライトノベルは基本異世界テーマしかないから飽きるけど、そろそろ別のテーマもみたいね。

そう、それじゃダメだら、次を探せばいい。ずっとこんな風に生きてきたんだから。


私が指先を唇に插しながら、周りにある本棚を見回る。

普段身長が高いのいいことは基本ないけど、たまには役は立ってるね、本棚の外も見えるし……

すると、なんか眩しいピンク色に染まる本棚があそこにいた。

好きな色に吸い込まれるような、私がつい近づく。


「なにこれかわいい。」


気持ちをまとめたらこのひとこと。

この本棚にある本のサムネイルはかわいい画風のかわいい女の子が満ちる。

私がその中の一つ漫画を持ち上げる。

「かわいい」以外の形容詞があるかな?

でも、かわいいすぎで、逆に女らしさを感じる。

興味あるけど、これもし誰かに見つかったら面倒なことになるから、それが迷う理由だ。

……よく思ったら、私今までの振る舞いも、思った事もめっちゃ女らしいだよね……なんか恥ずかしいくなった……

ちょうど都合よく、試し読みが置いてあるので……こっそりみましょう……


  x x x


癒される……

この漫画の作者の絵描いたキャラクターが愛おしくて、これ人間ですか?って疑うくらいだ。

私今まで人間という生物に対しての印象は悪かったかな?

ストーリーの展開も面白い、まるでこの世界と一番遠い存在だ。

そんないい作品のジャンルは……

やがて、漫画本をひっくり返ったら、


 “百合”


って書いてあった。

想像よりと違う、こういう漫画は“癒し”とか“日常”と思った。

よく見ったら、めっちゃ隅っこ所に凄く小さい“日常”って書いてあった、そんなの並べて書けよ!


「ああ、それ、めっちゃくちゃ面白いですよね!」


えっ?

いつも通り夢中になってる私は希望が満ちる声せいで夢中から目覚めた。

いつ聞いても退屈だよね、まだあのリア充達か?

でも、今回の距離が近いね、この漫画に興味あるのか?

じゃあ、今回も譲った方が……

私はそこから離れる動きを止まった。

心から痛みを感じていることも私が一つここに留める理由だけど。

なんか、あの声はこっちに届くように感じる。


「もう……なんで無視してんのよ――」


その声はわたしに対して話すの気づいたら、すぐ振り返って、そしてあそこに立ったのは、一人の女の子だった。

格好から見ると、普通に明るくて、話しかけ方はショッピングモールでよく見た服装店員さんだが、わたしより年下だと見える。

だからこういう人と話すの、下手クソて……

しかも今までは話しかけてくれる人はほぼいないので、話すことが忘れたっ……この子も困惑しているらしい、話さないと……


「あっ、ごめんなさい、えっと……」

「はっはっ、恥ずかしいがらないて、男の子なのにこういう漫画をジロジロ物色しているところを見たら、好奇心が溢れてつい話しかけたのです。」


そう言われると、逆にもっと恥ずかしいがるんじゃねぇか。

でも……


「……それだけなんですか?しかも、そういう男を見かけたら逆に引けなくないですか?」

「冷たっ!!君何年人と話せなかったの!?……じゃなくて、君のてに持っている漫画ってさ、あたしが一番推している作品です、キャラもシチュエーションも愛おしくてね、すごく……いい作品ですよ。」


彼女は案外つっこんでくるんだね、でもこの漫画の話をしている時、彼女の顔も赤色に染まって微笑んでいる。

私はこの顔をしていることがある、それは本当にこの作品が好きすぎて、堪らない顔だ。

しかしやがて、雰囲気が変わってしまった。


「でも、この作品人気は出れなかったのです。」

「えっ!?女性も男性も人気が出ると思ったですけど。」


わたしがずっと喋ってなかったのせいで、喋った時彼女から驚いた気配を感じた。


「君、ちゃんと喋れるんですね。えっじゃなくて!あたしもそう思ったんだけど、ジャンルのせいでもあるのかなっと。でもそれだけじゃ理屈に合わないですから、実際に男性のお客に直接おすすめはしてみたんですけど、お客たちが『ラブコメ』とか、『異世界』とか、他のジャンルのほうが作品が好きって断ったの。」


この子、二重人格かな?

私はそんなことを気にせずに、自分の考えをそのままに言い出した。


「いや、いくらの人はラブコメが好きだとしても、この漫画のジャンル……百合が好きな人はいるだろうか。」

「うん……あたしもそう思うんだけど……、どうしても売り上げは低すぎたんですよね……、実はこの漫画シリーズはほぼ毎日一冊しか売れないんですね……こんないい作品をもっと広めて欲しいのに、ちょっと……かなしいです。」


彼女がとってもしょんぼりした顔をしている。

私はあまり人気は出すぎないほうがいいけど、作品側も他の読者も、やっぱり人気が出るほう良いね。

……!

私は百合を言い出した時、恥ずかしいがってたことを気づいたら、一つのことが閃いた。


「あっ、もしかしてだけど、隣に何かの人気小説がイベントをしているのせいですかね?」


彼女が納得できない、微妙な顔をする。


「でも、それだけで、そんなに酷い販売数に至るわけ……」

「うんーこの作品、もう一つ致命的な弱点があると思います。」


彼女が真剣な顔に私を見たんだから、少し慌てたけど、何となく話すことができた。


「確かにこの漫画のキャラデザインも絵柄もとてもなく魅力的ですが、人間という生き物はね、作品を見る時一番最初に注意するは、『数』です。」

「数?」


彼女が困惑の顔をする。

私が手にある漫画のサムネイルを指す。


「そう、しかしこの漫画の作者も出版社も知名度も背景もなかなかないし、そして何より、例えるなら有名人の推薦文とか、『誰か様がドハマり中』っとかないですな。だから、この作品がどれだけ面白くしても、隣の人気小説と比べたら敵わないというわけです。」


それも私が一番嫌いのもんだよねー、有名人がその作品が好きっての真似をしたりして。

やがて、彼女が思考に落ち込んで、最後に納得した顔をしてくれた。


「簡単に言うとバンドワゴン効果のせいか、分かってきたかもしれません、ヒントをくれてありがとうございました。あと、君そんなに喋れるんだねw。」


感謝の最後にあった余った言、全部を台無しにしたけど。

でも、それはともかく。


「ちょっといいんですか?ヒントってどういうことですか?あなたはここの店員さんだとは知っているんだけど、もしかして売り上げを手伝っていますか?あなたはわたしより年下だよね、普通のアルバイトじゃなかったんですか?」


なんか、色んな疑問点があるから、彼女が行ってしまう前に、それらを全部聞いてみた。

そして、彼女が意味不明なことを勢い良く叫びました。


「えっ、また無視した……ううん……『僕、アルバイトォーーーーー!!』」


はぁ?

もう彼女の考えていることさっぱりわからん。


「あっ、このネタ知らないんだ。まぁとにかくあたしはアルバイトだけど……」


彼女が苦笑して、一時沈黙した後、何かを決めたように、真相を語る。


「実はですね……この書店はチェーン店じゃないから自由度が高い、だからその漫画に置いた場所に広告とか看板をつけて、おすすめすることもできますよ、バイトを決まる時でね、それを狙って選びました~。」


私が驚いた顔をした後、不思議に彼女が私の心に思ってることを言い出した。


「そんな驚いた顔をしないで?確かにあたしはちょっとその特権を使って、チートしたんですけど、でも主にはその作品が好きだから、そんな悪い女と思わないでくださいね。それに、あれも仕事の範囲ですから。」


彼女がドヤ顔をする、幼さを感じられる。

そして、彼女がそんな無茶な要求を提案することを思わなかった。


「あっ!いい提案があるのだけれど、君、手伝ってくれませんか?その代わりに、君の手に持っている漫画、あたしも持っているの、貸してあげるから。あっ、店長さんに言っときますね?」

「えっ、ちょっ!」


止めようと思った途端、彼女はもう行ってしまった。

そして、十秒すら経っていないうちに帰ってきた。


「店長さんがいいよって言いました!」

「いい加減過ぎでしょう。」


この書店店長の頭が大丈夫かな、チェーン店じゃなくても、そんな無配慮に同意するなんて……

いつの間に、彼女が追加の条件を言い出す。


「とりあえず、やってみたら?嫌だったらその後で断ってもいいから。」


この書店本当に大丈夫なのか、素直にいいよーって言ってもいいのか……

それにしても、手伝うことが気になる。


「しかも、手伝ってって、広告のことですか……?そんなあっさりと無関係者を巻き込んたりしていいんですか?」

「もう……大丈夫だからって、そういうことはこの漫画が好きな同士がやるほうがいいでしょう?それとも……不便なところでも?」


最後に、彼女が直ぐ上目遣いで攻撃する、私はただ試し読みを読んでいるだけなんだけど……

すごいポピュラーな技だけど、その術は私に効いた。

……今まで、頼ってくれてる人はなかったんだから。


「いや、そんなことないよ。それで、私がどうすればいいんですか?」

「ええっ!?いいのですか?じゃ……先ずは名前を教えていただけますでしょうか?」


その時に、私は思った。


「大志です、陽大志っていいます。」

「へ~、変な名前ですね、台湾人ですか?ちなみにあたしは「りん」です、りんちゃんっていいんですよ~」


この囚人みたいな生活、ここから変わっていくのかな。


「はい、りんさん、これからよろしくお願いします。」

「また無視する……まっ、これからもよろしくお願い頼みますね、大志さん。」


しかし……


その考えが甘かったのだった。



実はこの間に特訓しに行ったんですけど、最近自信が付けました。

やっぱりあんまり自信ないけど、これからも頑張ります。

また次の話も見に来てください。


※追記:

・文中の漫画作品の人気が出ない理由を変えました。

・りんさんと店長のやり取り(?)と名前教えるシーンを追加しました。りんって名前っていいですね!


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