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第1話、スターリンは現代日本にログインしました

・・・ここは、どこだ?



・・・いったいなんなのだ?



見たこともない高層建築物が立ち並んでいる。


こんな見事な街並みは、祖国ソビエトの首都、モスクワでも見れないぞ。


それに、スーツをきた人々が、せわしなく歩き回っている。


なんという数の人間が、なんと見事に交差点を渡っているのだ。


この膨大な数の人々は、我が赤軍を思い出させる。


・・・よく見れば、ここの人々は皆肌が黄色いな。ということはつまり、ここは黄色人種の国なのか。


黄色人種の国で、先進国といえば・・・日本か。大陸においての覇権を狙っていた、図々しい奴らだ。まあ、我らが赤軍の前に敗退したのだが。北海道をぶんどってやりたかったのだが、いかんせん時間が足りなかったな。日本が降伏してしまったから。


あれ・・・ちょっと待て。ここがもし日本なのだとしたら、なぜ私はここにいる?

確か、夕食をとって、寝て、・・・ここから先の記憶がない・・・。

まあ、待て。一旦落ち着こう。冷静沈着に、状況を見て判断すべきだ。ポーランド侵攻だって、日本侵攻だって、絶対に勝てると確信してから攻め込み、見事戦勝国になれたのだから。



まず、情報収集しよう。


「おい、そこのお前!」

「はい?なんだい嬢ちゃん?」


なんだこいつ、私のことを知らないのか?ソビエト社会主義共和国連邦最高指導者である、このヨシフ・スターリンのことを?信じられない。日本人でも私のことぐらい知ってるだろ。・・・嬢ちゃん?今こいつ、私のことを嬢ちゃんと言ったか!?どういうことだ!?


「おい!教えろ!今日は1953年の何月何日だ?」

「何言ってんだい。今日は2020年の10月10日だよ。」

ふむ、今日は10月10日か。・・・は!?10月10日!?それも2020年!?

「い、、、いったい何が、、、我がソビエトはどうなった、、、?」

「ソビエト?ああ、ソ連ね。そんなもんとっくの昔に崩壊したよ。」

「はあああああああああああああ!?!?!?!?崩壊!?崩壊!?はあああああああああああああ!?!?!?」


・・・・・・いったい・・・何がどうなってる・・・

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