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雪国の冬

作者: 雪地


きんっと冷たい朝の空気に自然と背筋が伸びる。

大きく息を吸って身体の中の空気を入れ替える。


今日も1日何事も無ければいい。


そう思いながら足を進める。


まだまだ11月も始まったばかりだというのに既にマフラーを巻くくらいには寒い。

もう少し経つときっと、手袋も無いと後悔するくらいには寒くなるよね、次のお給料日に買おうかな。


途中、学生とすれ違う。

コートも着ず、学ランにマフラーを巻いただけの男の子とコートは着るけど素足のまま膝を赤くしている女の子。


若いっていうのはいいねぇ、


私も昔そんな格好していたな、寒いのを我慢しながら友達とおしゃべりしながら登下校するのは誰もが1度は体験することだと思う。

むしろ、それが醍醐味なのだ。


なんて思いながら駅に着く。


地下鉄に限らずこの時期になるとコンビニもスーパーも暖房が着き始めるから良い。

入るだけでほっとする温かさに身を包まれる。


雪国に限らず寒い地域に住んでいる者は寒さに弱い。

何故なら上記のように暖房設備がちゃんとしているからだと私は思う。

家だって暖房はきちんと焚かれる。だって寒いと死んじゃうもの。


今年の冬はもっと寒くなりそうだ。


今でこんなに寒いなら真冬はもっと寒いに違いない。


だからお鍋が美味しい。


今日は何鍋にしようか、


石狩鍋?モツ鍋?それともキムチ鍋。


でも辛いのは苦手なんだよなぁ、


むしろちゃんこ鍋にしてしまおうか?


いやいや、料理を決めずに好きな物を入れるのもいい。鶏肉だらけとか。


シメはラーメンか、うどんか。


そんな事を考えている内に降りる駅に着いた。

人並みに乗りながら思うことはご飯のこと。


朝は空いていなかったのにこの時間になると空いてくる。

コンビニに行くか近くのファストフード(牛丼屋含む)に行こうか…


よし、うどん食べよう(牛丼屋)


それからコンビニ行って飲み物買って…


そろそろ職場に向かわなきゃまずい。


休日は混むことが予想されるから朝のうちにやれることはやらなきゃ。


掃除は終わってるかな。今日は嫌なお客さんに会いませんように。休憩はちゃんと取れるかな。


だんだん職場に近付いている。


店頭にお客さんは居ないみたい。


深呼吸。


さあ、今日も1日頑張ろう。


「おはようございます」



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