表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
村人Aでも勇者を超えられる。  作者: 日向日影
序 章 始まりよりも前の始まり
1/576

?? 未来の話をするとしよう

 ……未来を垣間見た。


 広い大地の真ん中で、二人の少年が向かい合っていた。

 強大な魔力のぶつかり合いの中に二人の少年がいた。


 片方は白く煌々と輝く右手を。

 片方は金色に輝く煌びやかな剣を。

 両者はそれぞれの最大の武器を相手に向けていた。


「『ただその■■を■■■た(エクスカリバー)めに』ァァァ―――ッ!!」

「『ただその■■を■■■た(アイディール・ダスト)めに』ォォォ―――ッ!!」


 それは遠い未来、いつか出会う二人の互いの信念を懸けた戦い。

 世界のルールすら壊せる可能性が示唆されているという『議事録』を獲得するための戦い。


 かたやもうこの世界のどこにも存在しない少女を救うために。

 かたや限られた(じかん)しか生きられなかった少女を救うために。


 世界のルールを壊すにはあまりにもちっぽけなそんな理由で、二人の少年は世界の全てを巻き込む戦いをしていた。


 オレはあくまで傍観者。彼らの物語の脇役にしか過ぎない。彼がそこへ至るために運命のレールを敷くためだけに存在している装置でしかない。

 であれば、オレはその運命通りに彼をそこへ導くとしよう。

 そして一万年後の未来のために、皮肉を込めて今のオレはこう名乗ろう。


最古の(エンシェント)魔法使い(・ウィザード)』と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ