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序章

   序章

「…暇だー!!!」

唐突にそう叫んだのは卓也だった。

「っ!…人の耳元で叫ぶな!!鼓膜が破れる!!」

テスト期間中の勉強でイライラしている良太が怒ってそう言い返した。

「まぁまぁ良太、卓はそういう奴なんだから。」

卓也とおんなじくらいテスト期間中に暇を感じている彩音がなだめる。

「そうですよぉ。多分卓也は前世の前世ぐらいからこんな性格で生まれてくるうんめいだったんですよ。」

卓也にはもう呆れてものも言えない梨乃がそう追い打ちをかける。

「そんなに言うか!?」

かなりおちゃらけている卓也でもさすがに堪えたようである。

「だって卓也だよ?あり得るよ?」

「…確かにそうかも」

「『かも』じゃないだろ」

梨乃の言葉にほかの二人が賛同する。

「ほかの二人まで・・・みんな暇じゃないの?」

「暇じゃないよ!!」

テスト期間中の人間のものとは思えない卓也の言葉に梨乃が素晴らしいくらいにきれいな突込みを入れる。

「だってさだってさ!!テスト期間中って勉強一色じゃん!!」

「そりゃテスト期間だからな」

「だからさ、もっとこう、ぶっ飛んだこととかないかなー、って」

「ぶっ飛んだことって?」

「ぶっ飛んだ」の一言に興味を持った彩音がそう聞き返す。

「うーん・・・いきなり自分の背中に羽が生えるとか」

「卓也~・・・それはさすがにぶっ飛びすぎだと思うよ?」

そんな4人の、たわいもない話を聞いている者がいた。

―この人たちなら・・・!―

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