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黒髪の乙女  作者: 葉菜木
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出会い 2


丘の中心に着くと、一心不乱に土を掘った。


土を掘って、ラムを埋めた。


ラムがいつでも丘で遊べるように。




私はそれからしばらく森に行かなかった。



そうして行かなくなって数年後、私は妹にせがまれ森に行くことになった。



ああ、ラムを埋めた丘はどうなっているのかな


そう思い、丘に向かうとそこには大きな木があった。




私はすぐに曾祖父に会いに行った。そして、すべてを話すとにっこり笑って


『ラムの生まれ変わりだな』


といった。



私もそう思った。ラムが大きな木になって生まれ変わったのだ。




ラムが作る大きな木陰に入り、木の幹に手を当てる。

意味もない行為だが、なんとなくラムの声が聞こえると思い手を当てる。


ふと目をつぶる。


『ラム、おおじいが天国に行っちゃった。ラム、おおじいすきだったよね。』


そう心で思いながら、目を開いた。





そして、暗転

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