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黒髪の乙女  作者: 葉菜木
12/15

日常から 6

性暴力の表現が出てきます。苦手な方は次の話に飛んでください。



基本的に私は異性にもてたことがない。

もてるとしたら、近所のおじいちゃん・おばあちゃんぐらいだ。バイト先のコンビニで元気よく挨拶するだけで、『今日も元気だねー』って言われるぐらいで。


一応、高校2年生のとき告白されたことがあるが、それは罰ゲームだったらしく告白については信じきれなくて傷つくことはなかったが、そのあとに笑いながらのぞき見していただろう男子学生数人が陰から出てきて、そいつらに私に告白してきたやつが『まじこんなブス、俺かんべんだわ』って笑いながら言っていたことに傷ついたことは私の黒歴史に刻まれている。


そんなことがあってから、大学生になっても友人が誘ってくれた合コンに2、3度参加したが、高校生のころの記憶がまざまざとよみがえり、男性不信気味になるという悪循環。


だから目の前で起きていることが信じられなかった。



「俺はハナのことが好きだ」

「わっ!」


私への思いをつづると、ニケルさんは私の体に抱きついてきた。

ニケルさんは私より大柄で抱きしめられると、ちょうど私の顔が彼の胸に埋まる様になる。ニケルさんの顔は私の肩辺りにあり、彼の顔は見えない。


「ニ、ニケルっさん?」

「ハナっ、は・・・・はっ、は、は・・・・・・」

「ニケルさん!ニケルっ・・・さん」


急に耳元で、ニケルさんの呼吸が荒くなってきたことに気がつき、様子がおかしいと彼の名前を呼ぶ。


ニケルさんに何が起こっているのか。まさか私くさい?!!!











いやっちょっとまて!!!!

この状況で、自分の貞操の危機を考えなきゃいけないぞ!!


ニケルさんはもしかしたら、類まれなるブス専だとしたら・・・・・


日本の田舎では夜這いが当たり前でそれは未婚だろうが既婚だろうが関係なくて、

このアマン村だって、いわゆる超田舎だし、そう考えるとこれは夜這いに当たるのか?





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・思考停止中











「!」


声が出ない


本当に恐怖を感じた時、人間は声が出ないらしいと小説で読んだ覚えがあるハナ。そんな適当な知識だったけれど、それは事実だったのかと認識したハナ。


ハナに起きた事実はハナにとって衝撃的過ぎて事実を事実として受け止めることはあの時無理だったのだ。


『あの時無理だった』という過去形で彼女が認識しているのは、今が事後だからだ。






目をあけると窓の外は明るい

私の手にある傷が、頬の痛みが、あの夜を思い出させる。


あの時、私はニケルさんに着ていたブラウスを引き裂かれ、抵抗する私の顔を殴り、殴られた勢いで地面へ崩れた体にニケルさんは覆いかぶさってきた。


ニケルさんがニケルさんではない。


やさしい笑みを浮かべる彼の顔は、歪んだ笑みを浮かべ、黄緑色の瞳は濁っているように見えた。



私はニケルさんに恐怖しか感じなかった。

胸元をはだけ、彼の舌が皮膚を這う感覚が伝わる。

口には、なにも拘束はされていない。それでも、声は出ずにぱくぱく動くのみ。


ビリっ、ビリっ


長いスカートが捲くられ、布がはぎとられ、下腹部が外にさらされる。


舌が這う。



気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。



荒々しい息をさせながら、ニケルさんの下半身がすりつけられる。






「嫌っ」








涙が瞳からこぼれる前に、私は現実逃避という名、気を失った。



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