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【第84話:地下坑道への逃走】

紅の団の書簡を回収しようとした瞬間――

「そこまでだ!」

背後から鋭い声が響き、数十人の団員が一斉に押し寄せてきた。


「やば……完全にバレた!」

ロイは反射的に肩を回し――「ゴリッ」と音が鳴り、団員一人を吹っ飛ばす。

「いてぇぇ! でも敵も吹っ飛んだぁ!?」


ババ様は爆笑しながら「よしよし、その肩こそ最大の武器じゃ!」と背中を叩く。



◆混戦


セリーヌは大剣を両手で振り抜き、通路を一閃。

「どけぇぇっ!!」

重い斬撃が床を砕き、団員たちを弾き飛ばす。


カレンは短剣を閃かせ、敵の背後にすばやく回り込む。

「一人残らず……ロイに指一本触れさせない!」


リュシアは震えながら魔力を解き放つ――人格が切り替わり、ルシアが現れる。

「燃え尽きろォ!!」

炎の柱が炸裂、団員たちをまとめて吹き飛ばす。

すぐにリュシアに戻り「わ、私じゃないからね!?」と真っ赤に。


それでも敵の数は尽きない。

師団長格の圧が通路の奥から迫る。


「もう少しで囲まれるぞ!」

ロイが歯を食いしばった瞬間――


不意に腕を掴まれた。

「こっちよ、急いで!」

見知らぬ女がロイの手を引く。


長い黒髪に、深い緑の瞳。薄手の外套をまとったその姿は、紅の団の者ではない。

驚く仲間たちを振り返りもせず、女は迷いなく走り出した。


「な、なんだこの人!?」

「いいからついて行け!」ババ様が喝を飛ばす。



女に導かれるまま、一行は重い鉄扉を開け放つ。

そこには暗く湿った地下坑道が続いていた。


振り返ると、追いすがる団員の群れ――そして師団長格の影が迫る。

「逃がさんぞ、小僧ォ!!」


ロイは肩をゴリゴリ鳴らしつつ、仲間と共に未知の坑道へと駆け込むのだった。



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