表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

79/327

【第78話:紅の団との前哨戦!四十肩乱舞!?】

赤い腕章を巻いた紅の団の斥候たちが、一斉に武器を構える。

ロイは剣を抜き、肩をぐるぐる回しながら構えた。


「……ぐぉぉっ、いってぇ! でも、痛みが来たってことは……」

「また始まったぞ」カレンが呆れ顔。

「四十肩センサー発動だな」セリーヌが笑う。


斥候の一人が突っ込んでくる――その瞬間。

ロイが肩を押さえながら避けた拍子に、**バキッ!**と肩が鳴って相手の顎に直撃。


「ぎゃふん!」と斥候が吹っ飛ぶ。


「……偶然が過ぎる!」全員一斉につっこむ。



セリーヌは大剣を大きく振り回し、三人まとめて弾き飛ばす。

「ふんっ、森で鍛えた腕力、見せてやる!」


カレンは木陰から飛び出し、短剣で相手の腕を切りつける。

「ロイ、あんたのセンサーがなかったら、今ごろ穴の底よ!」


リュシアが顔を押さえて小声でつぶやく。

「……い、行けるかな……」

入れ替わったルシアが叫ぶ。

「行けるに決まってるだろっ! 燃えろォッ!」

火球が炸裂し、敵の隊列を吹き飛ばす。



その後ろで、ババ様は杖を振り回している。

「若造ども! こんな連中に手間取るでないわ!」

ボカッ! 杖が敵兵の頭にクリティカルヒット。

「うわぁぁ! 痛い! 痛いのは反則だろ!」


「反則も何もあるか! 戦とはそういうもんじゃ!」とババ様。


ロイが苦笑する。

「……あの人が一番戦ってる気がする」

「ほんとね」カレンとセリーヌが同時に頷いた。



残った斥候たちは互いに目を合わせる。

「こ、こいつら……ただ者じゃない……! 一旦退け!」


紅の団の斥候部隊は森の奥へと撤退していった。


ロイたちは息を整えながら勝利を噛みしめるが、ロイの肩からはミシミシッと嫌な音がする。


「いってぇぇぇ……! これ、明日動けるか分からんぞ……」

「……まぁ、今日も半分運で勝ったしな」カレンが呆れ笑い。

セリーヌが笑いながら背中を叩く。

「英雄に必要なのは肩の耐久力だな!」

「ちょっ……やめろっ! 叩くな! 死ぬぅぅ!」


笑いと悲鳴がこだまする中、一行は再び砦を目指して歩き出した――。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ