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序
この小説は残酷な表現があります。
苦手な方はお戻りください。
警告を無視しての苦情は受け付けません。
序
「それは嘘だわ」
「真実なんてないんだ」
「それはない」
「この世は嘘で固められてる世界なんだよ、眞子」
「それは、貴方の決め付けだよ」
「じゃあ、僕の世界から君の世界を見てみるかい」
不思議な夢を見た。ここ最近、この夢を見ている。初めは別になんともないと思ってた。だけど、何度も見るようになって恐怖と不安が心にできた。それから、私は不思議な世界へと行ってしまった。
私は、何もできず、あの人を見捨てた。
自分から守るといって見捨てた。
「ああ、これが嘘なのか」
あの人が言ってた通りだった。