表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アポリュオン戦記  作者: 匿名希望
1/3

シナリオ1-1 ハロルドという地にて

RPGツクールを遊ぶためにストーリーを考えると、いきなり中二病を発症してこんな美少女も笑いもない目汚す話になってしまった。あるシリーズのキャラクターと世界観にか〜な〜り〜参考しましたが、気づいた人は黙っていてくださいね。

アポリュオン大陸の中央高地の谷傍にハロルドという都市があり、かつて剣聖レオンハルト.セミアスという君主が治めていた。

913年、大国であるシャマシュから離反し、魔法の力を得たグウィン国は満を持して周りシャマシュ領の侵攻を始めたが、衰えたとは言え規模の差があってある程度からなかなか進めなくなる。そこでグウィンは方針を変え、先ずは小国達から領土を奪い、大国になってから再びシャマシュに挑む。手始めはハロルド領だった。

「気が熟した、我らの正義で世界を正そう!手始めにハロルドを解放する!」


ハロルド領には剣豪衆という剣術に特化した少数精鋭の集団があり、その頂点の剣聖レオンハルトは正に一騎当千の強さだった。周囲領地は一年も経たず落ちていたが、首都ハロルドだけ4年で壮絶な攻防戦を繰り広げた。やがてシャマシュ政権が立て直し、その戦は調停し、両方とも傘下に入れた。

「魔法といったか?各々技術こそ未だに劣っているが、この規模の差の前でそんなのは些細な問題だ。君たちがハロルドに飲ませた苦汁を、今度は自分の身で味わってみる?」


昔、シャマシュは全大陸の主導権を握っていた。全土統治まで行かないが、各勢力には絶対的な影響力があった。そして魔法の新鋭グウィンを取り込むことで、その栄光を取り戻そうと勢力拡大を図る。その一方で、戦火を広げることで国民の生活は段々厳しくなる。965年、シャマシュは南方のラカースへ侵攻を始め、その同盟国である西のエルスリードも参戦した。翌年、二面戦争は拮抗していたが、シャマシュは勢いを失いつつあった。そんな時に前線でエルスリードと対峙しているはずのグウィン魔法団がいつの間にか王都付近に戻って再び反旗を掲げた。

「飢える者よ!戦いに疲れた者よ!我に続け!」


レオンハルトは既に前線を離れていたが、息子夫婦と剣豪衆はシャマシュに付いて戦死した。レオンハルトは孫と剣豪衆の遺族を守るために降伏した。前線こそ退いていたが、窮鼠の恐れがあると踏んだグウィン政権は領地の没収に留まった。

「見よう!わしは剣どころか防具すらも付けておらん!これぞ降伏の誠意というものだ。それでもわしを縛り付けようであれば、ここは…戦場になるぞ…!」


翌月、グウィン政権は新しい領主を派遣し、レオンハルトの一党は都市の外まで追い出された。975年、ついにハロルド市外セミアス宅でレオンハルトはこの世から去ろうとした。彼は政権の脅威に見なさないように養子達を各地に分散した。セミアス宅に残ったのは養子ランスと実の孫ゼオンだけ。その甲斐があって、今979年彼らは冒険者としてハロルド市で働いている、市内では監視つきだが。


979年春、ゼオンは16歳で初めて一人で魔物討伐に行った。いつもならランスと共に行くが、野獣と同じく魔物もまた春になってから一気に活性化するし、人手不足でそろそろゼオンも単独行動に慣れないと困る。本来冒険者は13歳で行うものだったが、冒険者は殆ど主に魔法か闘気法か特殊戦法で魔物を圧倒するが、ゼオンはどっちも未だ出来ない。ゆえに冒険者の間で陰口「ランスの従者」とか「剣を持つ村人」とか言われる。ギルドとしては出させるべきではなかったが、ゼオンの剣術は実にベテラン並みだったから特例を出した。


依頼はゴブリン残党討伐、先日の大規模討伐の討ち漏らしで、数匹くらいの群れであるが、ゼオンの腕なら確実に討伐できる筈が、ランスは別件が終わったらすぐに応援に来ると言う。平原で出くわすなら苦労はないが、生憎ゴブリンは可愛いものではなく、洞窟に隠れ蟻のように幾つかの通路を作って侵入者を闇討ちにする。幸い今回の隠れ家は深くない洞窟だった。


入口に近づくと、2匹はすぐ走ってくる。だがゼオンも直ちに回転斬りで2匹を両断し一歩下がって様子見する。だが何にも起きない。大きな群れなら油断を誘って洞窟に入った途端一気に何倍もの数で奇襲することもあるが、さすがこの残党にはその余力はない。よく見るとさっき切り捨てたゴブリンは何の武器も持っていない。さっきのは奇襲ではなく、逃亡だった。周りに他の洞窟はない、個の力が劣るゴブリンが平原に出ることは死ぬことを意味する。つまりゴブリンの群れではまったく歯が立たない何かが洞窟に入った。ゴブリンなら何回も討伐に参加したから強気でいられるが、得体の知れない何かが相手になると、ゼオンも不安になり、左手は祖父の形見のペンダントを握りしめる。


しばらくしてもう1匹ゴブリンが出て来て…そしてその後ろの黒き捕食者に捕まり、そのまま喰い殺された。それを見て、ゼオンは背筋が凍ったと感じた。

「その真っ黒な体…まさかロフディア…」


人生初めの日本語文章なので、何か意味不明ところがあったら、教えていただければ幸いです。

いや、初めじゃないか…多分2000字以上の文章を書いたことはないけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ