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26/家のような場所

「いらっしゃいませー」


洋服屋の店主.....コメルシャに挨拶される。


俺はシュピィがやっていたように、右手の人差し指と中指をクロスさせ、言う。


「妹さんに土産話がある」


「分かりましたー。こっちへどうぞー」


そう言ってコメルシャはスタッフルームの鍵を開け、中に俺たちを案内した。



帰ってこれたのだ。マルシャさんのバーに。


「おー、シュピちゃんとカイトくん、おかえりー!」


「おぉ〜、お試し期間は成功した。ってわけだな」


そこには俺たちを待っていたマルシャさんとランセニュの二人がいた。


「ただいま」


「ただいまだな!」


「さて、早速盗んだもんを見せてもらお〜か」








「ほぉ〜、なるほど。置物やらよく分からんものやら、とりあえず高そうなもんばっかだな」


テーブルの上に盗んできたものを並べ、それをランセニュが品定めするかのように見る。


「どうだ?ランセニュの知り合いとかに売れそうか?」


シュピィがそう聞くとランセニュ少し考える素振りを見せた後に頷く。


「まぁ大体は売れるだろ〜な。この聖剣とやらは分からんが」


「なるほど......」


「とりあえず俺が換金しとくから、ま〜気長に待っとけ、って感じだな」


ランセニュはそう言うとお酒を飲み始めた。すると、カウンターからマルシャが話しかけてくる。


「それでそれでー、ランセニュさん、お試し期間終了で、正式に義賊の仲間になるってことで良いのー?」


その質問にシュピィも入ってくる。


「そうだったな!ランセニュ、仲間ってことで良いよな?」


ランセニュはふっと笑うと、グラスを置き、言う。


「あったりめぇ〜だろ。俺は一度言ったことはまげねぇ男だ」


そしてこっちに向き、改めて言う。



「これで俺は正式に義賊の仲間だ。カイト、シュピーキャ、よろしくな」



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