17/開錠
「義賊.......義賊って、悪いひとからものを盗むひと.....だよね?」
俺とシュピィが頷く。
「信じて.......いいの?」
「ああ。」
「そうだな。」
そこからシュピィが続ける。
「ま、信じなくても、ここから逃げるには私とニーちゃんについてくるしかないからいいんだがな!」
「なんかそれだと無理矢理連れてくみたいになるだろ。」
「いいだろ別に!とりあえず、牢屋の鍵開けるからフェアリーはちょっと離れてくれ。」
そう言うと、シュピィは短剣を腰から取り出す。
「セイッ!」
そしてその短剣で鍵を切り裂き、壊し、
「これで大丈夫、ほら。」
と、先ほどまで鍵がかかっていた扉を開いた。
「あ、ありがとう.....」
そう言って、フェアリーが牢屋から出て来る。
俺は咳払いをした後に話し始める。
「さて、フェアリーさん。何があったか、話してもらってもいいですか?」
=================================================================================================
面白いと思っていただけたら、評価、ブックマークお願いします!!




