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12/竜車

「「“隠密”」」


俺とシュピィの言葉と同時に、行動開始だ。


ランセニュの情報通り、昼の時間に町にリッシュという貴族が竜車に乗りやってきた。それを確認した後、ランセニュはバーに戻り、俺たち2人は少し離れた位置に来た。


「とりあえず竜が本物か確かめるぞ。あの情報があってても、片方の竜は本物だから、絶対に竜には気づかれないようにするぞ。」


「分かった。」


竜は人間よりも遥かに気配に敏感だ。盗賊スキルを使っていたとしてもバレる恐れがある。だからこそ俺たちは、気づかれる前に一瞬で調べることにした。


「“瞬発”」


俺が瞬発の力で足の力を最大限にし、シュピィの手を引き走る。


そして俺たちはちょうど竜車の前を通る所に行き、


「“透視”!」


シュピィが透視の力で竜を二体見る。


「うえ!情報やっぱり合ってるじゃねえか!!」


「やっぱりそうなのか....。」


シュピィが確認できたのを合図に、俺はそのまま遥か遠くまで走る。絶対に竜に気付かれないために。



「ここまで来れば大丈夫だろ.....。」


「はぁ....はぁ.......さすがに荒技すぎたな.......。」



息を切らしているシュピィに言われる。


それは俺も思うがこれしか策が思いつかなかったのでしょうがないだろう。


「でもとりあえず確認はできたぞ.......右の竜........いや、竜ではないんだが........まあそん中に、青髪のフェアリーが捕らえられていた。」


「フェアリー!!?」


フェアリーとはその名の通り妖精のような見た目の魔族だ。長い髪に長い耳、そして羽が付いている。


「とりあえず、ここで話しててもダメだな。ニーちゃん、行こう。」


「......分かった。」


そして俺たちは、リッシュの屋敷に向かうことにした。




その頃


「うん?どうかしましたか?ドール?」


竜が何かを察知したように首を傾げたのを、リッシュは気にかけていた。


「クルルル。」


「なんでもないならいいのですよ。」


リッシュはメガネをクイッと上にあげ、前を見つめた。





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