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どうして、また

作者: 朝焼 悠

どうしてまた期待した?

次こそはとでも思ったか?

今度こそは報われるかもと

万に一つでも思ったのか?


そんなものは永遠に来ないと

もう何度も思い知っただろう

懲りずに立ち上がる度に

折られ、教え込まれてきただろう


僕の人生は否定の連続で

物心付いた時から普通に属する事を拒まれて

皆に入ることを拒まれて

それらを引っくるめて見た夢も、追い求めた日々も否定され

当たり前のように僕は自らを否定する様に生きてきた


そんなの傷付けられて当たり前で

弱かったお前が悪い

才能の無かったお前が、人の輪に加われなかったお前が

全て悪い

心の一番奥深い場所へと自分を押しやって

誰とも交われずにたった一人で

自他共々から浴びせられるそんな言葉を

鵜呑みにし続けて

そんなはずはないと歯向かってくる自分を

そうされて当然の人間なのだと

何度も何度も説き伏せてきたんだ


そうしてどうにか得られた場所だ

自分を否定して押し殺して

ようやく滑り込めたマトモの底だ

だからもういいだろう

十分理解できただろう

あの本気で走った日々は

全て無駄だったんだ


なのに、これで何度目だろう


どうしてまた期待した?

次こそは、今度こそはと万に一つでも思ったか?

そんなものは永遠に来ないと

もう十分思い知らされたはずなのに

はずなのに

どうして僕はまだここにいるのだろう

何故ここに残っているのだろう


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