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序章

6/8

序章を中盤の戦闘の描写に変更しました。




「じゃあ、行くとするか」


「ああ」



 紅い髪の青年に対して、白金色の髪をした青年が応える。



「ティエラ! あんたは、ルーナの後ろにいろ! ルーナ! ティエラを頼んだ!」


「ソル……お前に言われずとも分かっている――姫様、私の後ろにいてくださいますか――?」



 亜麻色の長い髪をした少女は、これまで二人が罵りあっている姿ばかり見ていたからか、少しだけ戸惑いを感じる。


 ただ、言い様のない安堵も、胸に去来していた。



「宝玉の力じゃ効かないんだろ?」


「残念ながら」



 紅い髪の青年が、片手に持っていた神剣を両手で持ち直す。


「剣の神器じゃないといけないってことは、『あれ』が封印されていた……」


「珍しく察したな」


 白金色の髪の青年が、詠唱を開始する。


 紅い髪の青年は、再生途中にある『化け物』の前へと走る。


「一応、『あいつ』のためにいるんだろう、俺達は!」


 いつもいがみ合っていたのは嘘のように、二人は連携が取れている。

 どちらも神器の守護者なのだから、本来こういった姿が正しいのだろう。



(まさか、竜の正体が……)



 大地の聖女と呼ばれし少女は、胸の前で腕を組み、同じ神器の守護者である二人の無事を祈ると共に、癒しの術の詠唱を始めたのだった――。




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― 新着の感想 ―
[良い点] |・ω・)ノ やぽ~| ///| 基本的にこんな感じの文章は、面白くないと思っていましたが、描写が細かくて、主人公の気持ちが良く描かれていて、この作品は、とても楽しく読めました。面白かっ…
[良い点] 続きが気になる書き出し、とても素敵です! 物語が始まる独特の雰囲気がいいですね。
2020/04/19 15:41 退会済み
管理
[良い点] 丁寧な描写が綺麗。 [一言] これからも創作活動頑張ってください。
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