39 人気作になるかは運
小説家になろうでエッセイを読み漁っていると、よく「売れるかどうかは運です」という内容のものを見掛けます。
私は、これが半分正解で半分不正解だと思うのです。
一昨年頃に、ペンをパイナップルに刺す動画が、有名人に気に入られ大ヒットした芸人の方が居ました。
正直なところ、この芸一つだけでは、普通は売れないと思うのです。
しかし、とても低い確率で有名人の目に留まり、紹介されたことが大ヒットの原因になったということは間違いありません。
これは、小説家になろうでも言える事だと思うのです。
以前、お世話になっている方に「『あ』だけを100万文字並べた作品なんて、売れるわけないんです」という内容のコメントを頂いたことがあります。
私は、これはちょっと違うと思うのです。
「ほぼ」売れるわけないと。
ゼロではないのですよ。
ただ、売れる確率は限りなくゼロに近い。
言い換えるなら、売れる為には運100パーセントの作品です。
逆の話をしましょう。
文体がとても美しく読みやすく、内容もとても奥深くよく練られた作品があったとします。
どうして売れないの? という作品です。
その「どうして」の理由。
それは、運が無いからです。
言い方を変えましょう。
作品に「しか」魅力が無いからです。
作者本人に、読者になり得る人との繋がりが無く、ツイッターなどの活動もしていない。
作品のタイトルはとても地味で、あらすじもありきたり。
もしこの繋がりを改善出来たなら、この作品は間違いなく大爆発するのです。
作者はそういった部分も試行錯誤しなければならないのではないかと思います。
しかし、「たまたま」5人のユーザーが作品を読んで「たまたま」連続で5件のレビューが付いたとしましょう。
これだけで、前述の繋がりなんて吹っ飛んでしまうのです。
つまり、作品が売れるということは「運+実力」が鍵だということです。
そして、如何に運の要素を削り、実力の割合を増やせるかが、作品の鍛錬だと考えております。




