第二話
机の上には雑に丸めたプリントや、お菓子のゴミ、教科書が大量にのっていた。
まるでいじめられてるみたいに・・・
「悪い、適当に片付けといて。」
は?
私はイラついてゴミの山を、プリン頭(髪の毛が茶色と黄色だから)の机の上に置いた。
「お前、何やってんだよ!」
何って、適当に片付けただけだけど。
凛 「悪い?」
? 「お前!」
プリン頭は手を上にあげた。つくづく最低な奴だな。
その手が振り下ろされたが、
「女に手、出す奴だったっけか?神谷」
「こだかさん!」
こだか、と呼ばれた男はこのクラスのトップ(?)の人で、最低男の手首を掴んでいた。助けてくれた?
で、でも元はと言えば、あんたの教育が悪かったんだから。
凛 「礼は言わない。」
「こだかさんに、なんと失礼な!このお方は、この学校のトップであられるんだぞ。」
やっぱりね
こだか 「神谷、席変われ。」
え?席を替える?ってことはこだかが隣ってこと?冗談じゃない!
結局、こだかの横になった。普段は寝てるけど(みんな)、テストはいい点とってるし、体育の時は無駄に元気。(クラスで女子は一人だから、体育は男子と一緒。)
「ねえねえ、あの子転校生でしょう?あのクラスなんだって!」
「えっやばくない?怖い。」
この学校に来てから廊下ではこんな声が。だから友達もいない。別に欲しくないけど。
「おい!いい加減にしろよ!」