表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/180

黎明《蛇バージョン》


蛇が静かな死を私に受け取れと囁く。

あっちを向いて吐き出す舌は熱いが。


涼しく風を感じたり、透き通る夜更けを見たり。

青空は四角い。雲の切れ間にはつまらない透明。


聞こえ出したエンジン音は濁声としか聞こえない。

おめでとうを言われていたたまれなくなっていた。


本当は色の違いがわからないから。世界の海の水。

色は何色よりも澄んでいる透明になるけどいい。


熱々の棘へのあらがいのなかに、静かな蛇が。

そこにだけいた。集まっていた。蒼ざめていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ