表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/180

蛇の詩人になりたい

皆さん、蛇は、お嫌いですか?

あの人に認めてもらえるような良い心を持ちたい

あの人に認めてもらえるような賢い頭を持ちたい

あの人に認めてもらえるようなエロい体になりたい


だからあの人に認めてもらえるような

エロい詩を描きたい

エロい詩なんてあの人が嫌いだと言うんなら

エロい詩なんて描きたくもない


エロい詩があの人が大好きだと言うんだったら

エロい詩人になりたい


あの人の思うままになりたいけれど

あの人は思うままの女なんて好きじゃないから

あの人の好きなわがままな女でいたい

猫のような女でいたい



舌を出しあなたの情事を見つめる

涙目の蛇になりたくない


牙をむきあなたの裸を見つめる

赤い目の蛇になりたい



小雨降り止まない

濡れた髪乾かない

この部屋にぬくもりない

この部屋にあなたいない

洗濯ものも小雨に濡れた

私の体も心も濡れた

どこもここもしっとり濡れた


いないいないと1人

一晩過ごしたベッドの上で

その時思ったのは

あの人の好きな体になりたい

あの人の好きな心になりたい

あの人の好きな頭になりたい

あの人が好きならエロい詩を描きたい

私は賢くなりたいけれど

私は馬鹿な頭のままなので

エロい詩も書けない

エロい詩を描きたい

私の体を使ってでも

あの人が好きになってくれるなら

私は、エロい詩人になりたい


でも、ほんとうは、エロくない蛇の詩人になりたいのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ