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青春の蛇


蛇のような

寂しい詩、

誰もが顔を背けたくなるような。


蛇のような

言葉と態度で、

みんなに白い目で見られてしまう。


そのとき蛇は

蛇のまま

青春とかいう

繊細な

地形を探してニョロニョロと、

心の中を這っている。


悪事は千里を

走るとか、

走らないとかいうけれど、

善事のなかに混ざる毒、

どこにでもある嘘の嘘、

ホントかどうかは、わからない

蛇はたしかに蛇なりに

蛇の想いがあるからね。


蛇のような

寂しい詩、

誰もが顔を背けたくなるような。


蛇のような

言葉と態度で、

みんなに白い目で見られてしまう。


そして宇宙が生まれた理由や

人が人になり得た理由を

嘘と知りつつ納得するんだ、

それは、蛇として。


そんな嘘。


ホントがわからないからね。


好きはたしかに好きなりに

行儀の良い恋するつもり。

ホントにそれができるかは

ふたりのさだめの交わりしだいさ。


詩のなかにある嘘や好き、

ホントも恋もさだめも毒も、

ぜんぶまとめて楽しむことだ。


楽しむしかない、青春の蛇。

楽しむしかない、蛇なのさ。




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