ちゃんと言ってよ
人間関係に、
蛇が入った。
あ、間違えた。
ひび、だった。
おまえと
仲良くなんか
なくっていいとか、
それは、
あたしの
くっだらないプライドだが、
あんな
ウソ丸わかりの
天網恢々が、粗でも、漏らさない
天空の城に住まう方々の
鼻もあかせない
ミエミエの逃げ口上、キライ
嘘をつくなよ、と。
言いたくも、なるよな?
心の深いところに、蛇が入った。
あ、間違えた。
ひび、だった。
言っても、言っても、聞かないだろ?
おまえ。
もう、お願いだから
あたしの目をちゃんとみて
話してよ?
もう、お願いだから
あたしの目をちゃんと、ちゃんとみて
言ってよ?
なんだって、いいよ。
キライって言ってくれても、いいよ。
サイダーを飲んで、
スカッとしてよ。
そんな風に
ごまかそうとするのだけは
やめてよ。
あたしも、ホント、を、いうよ。
おまえが、
必要だって、だからお願いだと。
そばにいて欲しいと。
素直な気持ちを伝えるから。
だから、
いいんだ、
キライっていうなら
キライって
いってくれても、いいんだから。
ただ、お願いだから
くだらないウソだけは、やめて。
心の蛇を
追い出して。
人間関係を
きちんと、築こうよ。
友人知人の関係でもいい。
そこから始めてくれても
ぜんぜんいいんだよ。
でも、ね。
マジメなはなし。
恋愛関係なら、
言うことないんだけど、ね。
蛇は、
いないだろ?
あたしも
おまえも、
心にも体にも
蛇は住まわしてないよなぁ。
酔って、いってんじゃ、ないよ。
サイダーなんかで、
酔えないよ、ね。
ま、
いいか。
言いたいことが、甘ったるくて、
なんか、ソフトボイルド
(ハードでないハードボイルドのこと?)
になっちゃったけど、
あたし。
ウソ偽りだけは、申しておりませぬ。
どうか暖かな目で愛でていただいて
ご寛恕賜りますよう、お願い致します。
ハハ。
蛇が、いるなら、いるで、
あたしたちは、ホントは、蛇好き少女(!)
(なんで、少女よ!逆に失礼よ?)
なんだから
ぜーんぜん、構わないんだけど、ね?
ハッ!




