表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/180

あなたのお酒(酔わせて、どうする気?)



もう少しで大人になる

高い蒼空を見上げる

闇色サングラスに

野菊いちりん写る


白い蛇が 太陽へと昇り

それこそが真実の龍であると

星座の賢者は言い放つ

海に住まうのすべてのものを

プリズムごしに

震撼させる


もはや、

予定調和の日常は過去のものだと、

いち早く理解したものだけが、

水の中でも溺れずにすむという


山には山の

掟があり、

新しい運命など知らないという

頑迷固陋なバカおやじども

女人禁制とかのべて

女神のいない世界の

なれの果てよ、ね?


連なる双子星の

かたわれが、

流れ星となり地上へ降り来る

呼びこまれた魂と愛が

星に生命をあたえ

あらゆる傷口を塞ぐ宝石となる


命の火が

消えかかった一介の肉片が

しろく しろく 艶めかしいほどの

ぬくもりで宝石をからめとろうと蠢く


その後降り続く白糸の雨は

とおくとおく 月の宴で賜った

女神の甘露のこぼれたお酒

飲めないものをむりやり飲ませて


飲ませて酔わせて、どうする気?














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ